『池袋ウエストゲートパーク』スタートから25周年 今や超豪華! 若手キャスト振り返る

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2000年に放送されたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)が、今月で放送スタート25周年を迎える。『I.W.G.P.』の愛称でも親しまれた本作は、東京・池袋のストリートを舞台に、そこで生きる若者たちを、カラーギャングの抗争、殺人事件を絡めて描き、 堤幸彦による情報過多な演出と、オフビートでときにユーモアに、ときにシリアスに振れる“クドカン”こと宮藤官九郎の脚本もあいまって、大人気となった。また、本作のキャストはのちに大ブレイクする逸材も多い。今回は本作出演後に飛躍していった若手キャストを振り返りたい。
【写真】豪華すぎ! 『池袋ウエストゲートパーク』キャストを写真でチェック<計9人>
■ 長瀬智也
ドラマの主人公・マコトを演じていたのはTOKIOのメンバーとしても活躍していた長瀬智也さん。グループ活動と並行して『I.W.G.P.』以降も俳優業を続け、多数のテレビドラマや映画に出演した。2005年の『タイガー&ドラゴン』(TBS系)、2010年の『うぬぼれ刑事』(同系)、そして最後の主演作となった2021年『俺の家の話』(同系)で『I.W.G.P.』も手がけた脚本家・宮藤官九郎とタッグを組んでいる。その後、長瀬さんは2021年3月末日でグループを脱退。裏方として活動する意向を示していた。
■ 加藤あい
本作のヒロインでマコトの彼女・渋沢光子を演じたのは加藤あいだった。放送当時17歳。このとき、すでに多くのCMに出演し「CM女王」と謳(うた)われていた加藤。本作以降も『海猿』シリーズや、2007年放送のテレビドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)などに出演した。
2013年には7歳上の一般男性と結婚し、3児の母となっている。長らく公での活動は控えめだったが、昨年、美容雑誌「美ST」(光文社)5月発売号からレギュラーモデルに就任、さらにその発表と同時に、公式インスタグラムを開設し、往年のファンを喜ばせた。
■ 山下智久
マコトの友達の専門学生・水野俊司(シュン)を演じていたのは、当時ジャニーズJr.として活動していた山下智久。シュンはストーリー終盤で衝撃的な運命を遂げ、視聴者を驚かせた。
山下は2003年にはアイドルグループ・NEWSのメンバーとしてCDデビュー。俳優としてその後も活躍を続け、2005年にはドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)で亀梨和也と共演し、2人によるユニット「修二と彰」として歌った主題歌が大ヒット。続く2006年にはドラマ『クロサギ』(TBS系)で主演を務めた。また主人公を演じたドラマ『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』(フジテレビ系)は劇場版も制作されるなど人気シリーズに。現在はジャニーズ事務所を退所し、海外にも進出している。
■ 窪塚洋介
池袋を根城にするカラーギャング集団「G‐Boys」の“キング”でマコトの盟友・安藤崇(タカシ)を演じたのは、窪塚洋介だった。キングは金髪で独特のダラけた話し方をするが、戦闘になると舞うように立ち振る舞って相手を翻ろうして打ちのめす。「悪いことすんなって言ってんじゃないの。ダサいことすんなって言ってんの」などの名言でも知られ、ドラマでも一際高い人気を誇っていた。
窪塚は本作での活躍もあってブレイク。2005年に転落事故で重傷を負ったが、その後復帰。2017年には巨匠マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 ‐サイレンス‐』に出演した。今年6月には出演映画『フロントライン』の公開が控えている。
私生活では2003年5月に一般女性と結婚し、第1子の長男・愛流が誕生するが、2006年6月に離婚。2015年12月にレゲエダンサー菅原優香(愛称は「PINKY」)と再婚し、2017年6月、第2子となる女児が誕生。なお、長男・愛瑠も俳優として活動している。