大物カップル誕生した『エイプリルフールズ』公開10周年 若手キャストの今
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映画『エイプリルフールズ』が公開されて、今月で10年。同作は、エイプリルフールにあたる4月1日の東京を舞台に、登場人物27人がついたうそが大騒動を引き起こす物語を描いたエンタテインメント作品。『リーガル・ハイ』（フジテレビ系）で注目された古沢良太が脚本を務め、戸田恵梨香が主演した。本作の若手キャストにはのちに大ブレイクした逸材が少なくない。今回はそんな『エイプリルフールズ』から公開当時10代・20代のキャストの現在までの軌跡を振り返りたい。
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■ 戸田恵梨香
本作の主人公、新田あゆみを演じた戸田は、この時すでにドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ（フジテレビ系）や、加瀬亮とダブル主演を飾った『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズ（TBS系）が大ヒットし、若手トップ女優の一人だった。その後も活躍を続け、2019年には連続テレビ小説『スカーレット』で主演を飾った。2020年12月に、本作で共演した俳優の松坂桃李と結婚し、2023年5月には第1子を出産したことを発表している。
■ 松坂桃李
松坂桃李は、戸田演じるあゆみと一夜限りの関係を結んだことで騒動に巻き込まれる、虚言癖のある外科医・牧野亘を演じた。
2018年公開の映画『孤狼の血』では、それまでのどちらかと言えば爽やかだったパブリックイメージを刷新し、徐々に悪に染まっていくダーティな刑事役を好演し、第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。さらに2019年公開の政治の闇に迫った主演作『新聞記者』では、第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。今年1月期には、『新聞記者』の脚本家と再タッグを組んだ主演ドラマ『御上先生』（TBS系）が日曜劇場で放送されたばかり。
2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』では、主人公の小栗上野介忠順を演じることが発表されている。
■ 浜辺美波
物語の鍵を握るワケありの小学生・江藤理香を演じたのは、公開当時14歳で、まだあどけなかった浜辺美波だ。翌年2016年に小林立の人気麻雀漫画『咲-Saki-』の実写ドラマ化作品で主人公・宮永咲を演じて、テレビドラマ初主演を果たすと、さらにその翌年、映画『君の膵臓をたべたい』で大ブレイク。第41回日本アカデミー賞新人俳優賞など各種映画賞を受賞し、一躍若手人気女優に躍り出た。
その後も活躍を続け、大ヒット映画『ゴジラ-1.0』に参加したほか、昨年は主演映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』、『六人の嘘つきな大学生』が公開された。2026年放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では寧々役を演じ、大河ドラマ初出演を果たす。
