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“結婚式シーン”が素敵すぎる映画たち! 1960年代から2020年代まで【7選】

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あなたは何作知ってる? 結婚式シーンが素敵な映画たち!
あなたは何作知ってる? 結婚式シーンが素敵な映画たち! 写真提供:AFLO

 ジューンブライドの6月。映画史に残る名作の数々の中には、結婚式が印象的なものも少なくなく、また、そのシーンには深いメッセージが隠されていることも。今回は1960年代~2020年代にかけて、各年代から1作ずつ、結婚式シーンが印象的な名作をピックアップ!

【写真】何作知ってる? 結婚式シーンが素敵すぎる映画 名シーンを場面写真でチェック

■1960年代 『卒業』

映画『卒業』より伝説的な花嫁“奪還”シーン 写真提供:AFLO
 もはや結婚式の名シーンとして定番なのが、映画『卒業』(1967)だ。ダスティン・ホフマンの映画デビュー作にして出世作で、「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」などサイモン&ガーファンクルの挿入歌もヒットした。

 大学卒業を控え、進路が決まらず悶々と過ごす主人公の青年ベンジャミン(ホフマン)が、幼なじみのエレーン(キャサリン・ロス)と再会し、惹かれ合う。ところが実はベンジャミンは彼女の実母と関係を持ってしまっていて…というドロドロ展開もさることながら、これまで古今東西あらゆるフィクションでパロディにされているのが、ベンジャミンが別の男と結婚しようとしていたエレーンを結婚式場から連れ出すシーン。奪還が見事成功し、ウエディングドレス姿の彼女と共にバスの後部座席に座るシーンはハッピーエンドかと思えるが、エンドロールに切り替わる寸前に真顔になる2人は、その後の長く険しい結婚生活を暗示している。

■1970年代 『ゴッドファーザー』

映画『ゴッドファーザー』より印象的な結婚式シーン 写真提供:AFLO
 現在13年ぶりの新作映画『メガロポリス』が公開中のフランシス・フォード・コッポラ監督による映画『ゴッドファーザー』(1972)。後にさまざまな作品に影響を与えることになる伝説的な1作で、シチリア島からアメリカに移住した一家が裏社会を牛耳る巨大ファミリーに成長していく過程を、父から子への世代交代とともに描いた大作だ。

 マフィアの血みどろの抗争のイメージが強い本作だが、意外にも最初のシーンは、マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の娘コニーの結婚式だ。そのシーンの尺はなんと約25分! なぜこうも長いかというと、このシーンでは、華やかな披露宴と、その最中にドンの書斎に訪問客が“密談”にやってくるシーンが交互に描かれ、華やかな表の世界と闇が深い裏社会が表裏一体であること、加えて、ドンが裏社会でどれだけ強大な権力を持っているかが、重厚に描かれるのだ。また、このシーンではまだ一家の“ビジネス”と距離を置いている3男マイケル(アル・パチーノ)だが、後に2代目を引き継ぎ、ヴィトーを凌ぐほどの冷酷なドンになっていくと考えると、感慨深いものがある。

■1980年代 『星の王子 ニューヨークへ行く』

『星の王子 ニューヨークへ行く』より結婚式に臨む“王子”エディ・マーフィ 写真提供:AFLO
 80年代に一世風びしたエディ・マーフィが主演したラブコメディ映画『星の王子 ニューヨークへ行く』(1988)。エディが演じるのは、アフリカの王国ザムンダで、過保護に育てられてきたアキーム王子。国王の父親に勝手に花嫁まで決められてしまい、不満を抱いたアキームは、自分の伴侶を見つけるために米NYへと旅立ち、運命の女性リサ(シャーリー・ヘドリー)と出会う。

 迎えにやってきた国王に反対され、一度はリサとの結婚を諦め、国に戻って挙式に向かうアキーム。ところが、花嫁のベールを上げるとその正体はリサだった! 古いしきたりに縛られリサとの結婚を反対していた国王だったが、実は王妃に「しきたりを変えられるのは国王のあなただけ」と説得され、考えて改め、リサを改めて説得したようだ。少々唐突ではあるが、その軽薄さ、お気楽さは80年代の空気と思えばご愛嬌。素敵なラストシーンとなっている。

■1990年代 『ベスト・フレンズ・ウェディング』

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』よりラズベリー色のドレスで親友の結婚式の臨むヒロイン(ジュリア・ロバーツ) 写真提供:AFLO
 90年代からは、当時ラブコメの女王として君臨していたジュリア・ロバーツが主演した『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)を紹介したい。料理ライターとしてNYで活躍するジュリアン(ジュリア)は、かつて交際し、現在は親友であるマイケル(ダーモット・マローニー)が結婚することを知る。まだ自分にマイケルを思う気持ちがあることに気づいたジュリアンは、彼の元へ飛び、式までの数日間にあの手この手を使って結婚を阻止しようとするが…。

 自分の陰湿な感情に気づいたジュリアンは、ついに諦めてマイケルとフィアンセ、キンバリー(キャメロン・ディアス)の結婚式に参列。胸に秘めた思いに蓋をして、2人を祝福するスピーチを贈るのだった。ただ、名シーンは実はこの後にもある。式の主役2人がハネムーンへ旅立ち、1人取り残されて沈んだ顔をするジュリアンの元に、ゲイの親友ジョージ(ルパート・エヴェレット)から電話が。ジュリアンが会場を見渡すと、受話器を持つジョージがそこに。なんとジュリアンに内緒で式に駆けつけていたのだ。ジョージはジュリアンの手を取り、「(僕らは)結婚もセックスも無理。でも踊ろう!」とダンスに誘うのだった。失恋や破局があってもずっと人生は続くし、親友がいてくれたら大丈夫! そんな気持ちにさせてくれるラストシーンだ。

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2000~2020年代は結婚式の名シーンが豊作!

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