クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

次世代ハード発売、スマホのさらなる台頭……2014年のゲーム業界はどうなる?

ゲーム

 一方で、2014年も引き続き見逃せないのが、スマートフォンのゲーム市場だ。すでにスマートフォンの性能は一昔前のゲーム専用ハードに追いついており、かつてのコンソール機の名作が続々と移植されている。たとえばスクウェア・エニックスは12月12日、『ドラゴンクエストVIII』をスマートフォン向けに配信した。同タイトルはもともとプレイステーション2で2004年に発売されたものであり、ドラゴンクエストのナンバリングタイトルにふさわしいボリュームとクオリティを備えた作品だ。それが、ほぼそのままそっくりスマートフォンに入ってしまったことは、日本中のゲームプレーヤーに少なからず衝撃を与えたに違いない。

 この他にも、スクウェア・エニックスの『すばらしきこのせかい』や『ファイナルファンタジーIV(ニンテンドーDS版がベース)』、カプコンの『逆転裁判』『ゴーストトリック』『ストリートファイターIV』、5pbの『シュタインズゲート』、セガの『428~封鎖された渋谷で~』、バンダイナムコゲームスの『テイルズ・オブ・ハーツR』など比較的最近のゲームが続々移植、またはリメイクされてスマートフォンで登場している。

 IDC Japanが発表した国内スマートフォン加入者数予測によると、2014年のスマホユーザーは前年比で23.0%増となる6277万人になる見込みで、さらに2017年には7401万人に達するという。仮にスマホユーザーの1割がゲームユーザーだとしても600万人以上がハードを持っている計算であり、ゲーム業界にとってもスマホは見逃せない市場に育ってきているのだ。既存のタイトルをスマホに移植・リメイクする動きは、2014年も引き続き活発化するだろう。

2ページ(全3ページ中)

関連情報

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る