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「剣豪×猫×癒し」 異色時代劇『猫侍』人気の秘密は?

映画

 「人気の理由を分析するのはおこがましいのですが、あえて言えば、玉之丞×北村一輝(班目久太郎役)×時代劇という3要素がハマったんだと思います。“今まで見たことがなかった時代劇”とよく言われますが、人は誰ひとりとして死にませんし、悪代官を挫くヒーローも出てきません。猫に癒される剣客ムービーという新鮮さが、うまく皆さんの心に刺さってくれたんじゃないかと思っています」。

 確かに、劇中に登場する猫は、たまらなく可愛い。猫好きであれば、班目同様、目じりがデレ~ぇの状態が続くだろう。永森氏も「正確なところはわかりませんが、ファンの中心は20~40代の女性で、猫ファンも多数います」と教えてくれた。そんな愛されキャラの玉之丞だが、本作の撮影には3匹の猫を用意したそうだ。その際のキャスティングは?

 「とにかく見た目のイメージを優先させたいんですが、まずは、その子が“撮影に向くか否か”が重要です。猫は犬と違って、ほとんど言うことを聞いてくれません。動く猫、じっとしている猫、寝る猫。シーンの用途に応じて用意する感じです。また、白猫にこだわったのは、浪人に身をやつした班目との対比で、何にも染まっていない純白のイメージがほしかったからです」。

 白の対比といえば黒… そんな北村一輝を起用した理由とは?

 「主人公・班目久太郎は、剣の道に生きる苛烈な強さを持ちながら、内実“こんな自分をどうにかしたい”とあがいているキャラクター。そしてよりによって、“猫なんぞに”翻弄されてしまいます。強さのなかに絶対的な優しさを宿し、必死になればなるほど滑稽に見える。このキャラを演じられるのは北村さんしかいないと、スタッフ一同が熱望したんです。さらに、北村さん自身の手によって久太郎がさらに肉付けされ、誰にも愛される存在に立ち昇ったと思っています」。

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