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絶好調の仮面ライダー エンディング投票の仕掛け人・白倉プロデューサーを直撃

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平成ライダー対昭和ライダー 前代未聞の投票バトルが話題に!
平成ライダー対昭和ライダー 前代未聞の投票バトルが話題に!(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映ビデオ・東映

 今、仮面ライダーが熱い! というのも、3月29日に公開となる映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』のエンディングが投票によって決まるという、ファン参加型の企画を行ったからだ。現在、ウェブ、劇場ともに投票は締め切られてしまったが、ウェブの総投票数は250万票を超え、そこだけを見れば、ほぼ互角の戦いを繰り広げていた。そんな話題性抜群の企画を考えた、東映の白倉伸一郎プロデューサーに話を聞いた。

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 今回のエンディング投票は、2月上旬に開かれた「東映ラインナップ発表会」において、「VSシリーズと言いながら戦ったためしがない。今回は昭和が勝つか、平成が勝つか、勝ち負けをきっちり描く」と白倉氏が発表し、2月9日よりウェブと劇場で投票がスタート。250万票を超える投票数(ウェブ単体)、3月22日には公開記念特番『平成VS昭和。君はどっちだ!? 劇場開票速報』が動画サービス「ニコニコ生放送」にて放送されるなど、近年のライダー大戦のなかでは、一番盛り上がったと言えるだろう。

 そんなファンを白熱させた企画について、「昭和ライダー15人に対し、平成ライダーが15人に達した今年が、最初で最後のチャンスだった」と話す白倉氏だが、「この企画を思いついたのが、撮影に入る直前、2013年の11月ごろでした」と、意外と勢いだったことが判明。しかし、すぐこの形に決定したわけではなかった。

 「当初、各劇場で上映前に投票してもらい、上映バージョンをその都度決めていくというプランを考えていたのですが、猛反対されました」と白倉氏。このシステムだったら、負けたほうは一生見れないではなく、いつかは見れるかも…と期待が持てるのだが、なぜに猛反対が?

 「すべてお客様のためです。エンディングがその都度変わるとなると、上映されなかったほうのバージョンを観たいお客様が、リピーター化することが予想されます。けれども、投票に偏りがあった場合、いくら劇場に通いつめても永遠に報われない。お客様が熱心であればあるほど、無力感にさいなまれることになります。コアなファンの方々の忠誠心を試すようなことはいたしかねる、と」。

 とはいえ、38年ぶりの変身となった仮面ライダー1号の藤岡弘、を筆頭に、仮面ライダーXの速水亮、仮面ライダーZXの菅田俊と、コアなファンには懐かしすぎる面々が揃ったのだから、自然とコアファンの力は入った。2月末時点の投票では、4(約77万票)対6(約115万表)で昭和ライダーが優勢な状況に。また、前売り券のほうも、「一般券(大人券)が伸びていますが、これは投票よりも、藤岡弘、さんの影響ではないでしょうか」と白倉氏は口にする。忠誠心からの行動ではなくとも、熱いことに変わりはない。

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