真田広之、なぜハリウッドで順調に活躍できるのか?
「真田さんの記者会見をする際、来日会見と記されるように、彼はロサンゼルスに拠点を移し、(ロサンゼルスの)エージェントとも契約。話題作りや箔をつけるためにハリウッドへ進出したのではなく、本気が感じられる。だからこそ、共演者が彼を尊敬し、出演依頼が後を絶たないのでしょう。あと、動ける点も大きいですよね。ハリウッドで大ヒットが見込めるのは、やはりアクション。もちろん、危険なアクションはスタントマンを使うものの、自身でこなすことも多く、そうなると、“動ける体”は強力な武器となる。50歳を過ぎて、あそこまで激しく動ける真田さんは、もちろん重宝されるでしょう」。
また、前述のKADOKAWAの担当者はこう話す。
「真田さんは、日本人役だけでなく、必ずしも日本人ではなくてもいい役にキャスティングされている力のある方です。それは、ハリウッドが求めるレベルの演技力、身体能力、語学力が備わっているから。また、着実に実績をつんでいっているのも、プラスに働いていると思います。実際、真田さんに対して、(『レイルウェイ~』の)現場から聞こえてきた声は、まじめで、準備もよくしているプロフェッショナルと、評判は上々。さらに、主演のコリン・ファースとは同年齢だということもあり、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台の話や演技論で盛り上がり、とても仲良くなったそうです」。
現在、真田はハル・ベリー主演のスリラードラマ『Extant(原題)』、サンドラ・ブロックと共演するアニメ映画『The Minions(原題)』が待機中と引く手あまた。ハリウッドでの真田需要は、まだまだ続きそうな気配だ。