インド初のゾンビ映画までも! タイトルに『オブ・ザ・デッド』なぜ多い?
確かに、“オブ・ザ・デッド”のタイトルであれば、即座にゾンビ映画とわかるメリットはあるが、デメリットはないのだろうか。
「デメリットは、特にないと考えております。強いて言えば、“配給会社は何も考えていないな!”と馬鹿にされることでしょうか(笑)。それ以上にメリットのほうが大きいです。この邦題をつけられるのは、インド初のゾンビ映画を扱う機会に恵まれた者の、最大にして最強の特権。もしかすると、これからインドのゾンビ映画が量産され、日本で扱う会社が増えてくる可能性もあるかもしれませんが、きっと永遠にこの邦題のインパクトは超えられないだろう、と思っています」。
また、別の関係者はこう話す。「ゾンビ映画は大きくパイを広げるというよりも、ファンに愛されてもらってこそ。ゆえに、わかりやすい“オブ・ザ・デッド”なわけです。一方、ゾンビ映画としてではなく、違った面からヒットを狙いたい場合は、『バイオハザード』『ワールド・ウォーZ』など、ゾンビを感じさせないタイトルを持ってくる。すみわけはできていると思います」。
もはや、市民権を得たとも言える“オブ・ザ・デッド”のタイトル。“今回はインドでオブ・ザ・デッド!”と、爆笑しつつ怖がってもらいたい。