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「役に左右されない」東出昌大の魅力とは 美大生から棋士まで出演作が続々

映画

 そして、東出の魅力をこう語る。「これはあくまでも私見なのですが、東出さんは個性派や演技派というより、正統派なんだと思います。今回の松山さんがいわゆるロバート・デ・ニーロ的なアプローチに近い役作りをした半面、東出さんはあくまでも“東出昌大”でありながら羽生善治を演じた。彼が役に近づくのではなく、役が彼に近づいてきているというイメージでしょうか。極端に太ったり、痩せたり、髪を切ったり、伸ばしたりすることなく役を演じているという面を、使いやすく感じるクリエイターもいれば、物足りなく感じる人もいるでしょうが、芯のあるブレなさが現在の立ち位置に繋がっているのだと思います」。

 さらに、「作品に対して真摯に向き合う姿勢が、どのような現場でも引く手数多の理由でしょう。彼は製作サイドがどのようなものを作り上げたいかを理解しつつ、自分がどのようにしたいかもしっかりしているので、対話をしながら作品をつくっていける」と、ベタ褒めだ。

 では、実際の撮影現場での東出はどうなのか?「主演作品の『ヒーローマニア 生活』では座長として現場を盛り上げ、自らの出番以外も撮影を見ているなど、コメディ映画だけに和気藹々とした雰囲気を作り出していたようです。『聖の青春』では一転、羽生氏へのリスペクトが非常に強く、佇まい、所作、棋譜、精神性まで徹底した研究に研究を重ね、プロ棋士たちも納得の若き羽生善治でした。このように、真面目でユーモアがあり、意外と天然であったりもします」。役からも製作サイドからも愛される正統派俳優・東出昌大。今後の活躍が益々楽しみだ。

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