竹内涼真、全世代に愛される理由とは? 現場も“包容力オーラ”に惚れ惚れ

俳優・竹内涼真が大躍進中だ。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『過保護のカホコ』と注目作への出演が相次ぎ、ため息が出るほどのイケメンぶりで世の女性たちを虜にしている。特徴的なのが、幅広い世代から“竹内ラブ”の声が上がっていること。一体、彼のどんな魅力が世間の心を掴んでいるのか…。
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2014年に『仮面ライダードライブ』で主演に抜擢され、一躍脚光を浴びた竹内。着実にキャリアを積み重ねてきたが、彼のブレイクの兆しを実感したのが映画『帝一の國』での舞台挨拶でのこと。菅田将暉をはじめ人気若手俳優がこぞって出演した本作の中でも、竹内にかけられた声援は驚くほどのものだった。ファンも小学生くらいの女の子から年配の女性まで、幅広い層が見受けられた。
そこに来て、『ひよっこ』『過保護のカホコ』への出演である。『ひよっこ』ではおぼっちゃま育ちの島谷を好演。『過保護のカホコ』では苦労人の麦野に扮するなど、一見、真逆とも思える役柄を見事に演じきっているが、どちらの役にも共通しているのが「ただの爽やか好青年ではない」ということ。長身、イケメンと文句ナシの見た目で“王子様”の素質はたっぷり。しかし島谷も麦野もなかなかクセのある男で、それをコミカルに演じられるのは、彼の“演技力”の賜物に他ならない。
7月22日の発売から1ヵ月で4刷まで重版を行うほど売れ行きが好調な竹内涼真写真集『1mm』(集英社刊)を出版したMyojo編集部の担当者に話を聞くと、写真集の撮影時にも竹内の表現力を感じられる場面が多かったと語る。「表情が色々と変わるので、どのような意識で臨んでいたのか聞いたところ、撮影場所の風景に自分が溶け込むにはどうしたらいいか、ご自身の居方や佇まいを瞬時に考えて撮影に臨んでいたとおっしゃっていて、さすが役者さんだなぁと改めて思いました」と撮影時の様子を振り返った。
役者としての芯が感じられるが、それはサッカーで東京ヴェルディユースに所属しつつも、挫折を味わった経験も大きく影響しているのかもしれない。トーク番組『あさイチ』(NHK)では、プロを目指していたが「ネガティブで失敗した」と告白した竹内。その経験をバネに「役者として生きる覚悟」を強く胸にしたようで、今はどんなことにも“全力”で、ポジティブにぶつかることをモットーとしている。