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小松菜奈、池田エライザ、松本まりかも! 美しさに磨きがかかる2020年の年女

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常盤貴子

■今年も“怪演”を期待 松本まりか


 36歳の年女が、女優になって19年目で初めての賞を獲得した松本まりか。その賞とは、ゆうばり国際映画祭2019年ニューウェーブアワード賞。そんな松本の2019年は、連続ドラマに出演した際の怪演が目立った。

 『緊急取調室』(テレビ朝日系)では弟を完全に洗脳し、意のままに操っている姉というキャラクター。それだけでもすごいのに、さらに、そこに一捻(ひね)りをプラス。松本のすさまじい演技で、完全にミスリードされてしまうだろう。それほど強烈だ。

 また、ディーン・フジオカ主演の『シャーロック』(フジテレビ系)では、悲劇のヒロインのはずが、徐々に化けの皮が剥がれ、最後には…。この怪演にSNSでも騒がれた。彼女が登場するだけで、何かあるだろうと、怪演を期待される松本、2020年も怪演たっぷりでお願いしたい。

■さすがの貫禄を見せつけた 常盤貴子


 4月に48歳になる常盤貴子は、19年ぶりの日曜劇場出演となった主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)では、夫に不倫されたのをきっかけに、弁護士の仕事に復帰する杏子を演じた。凛(りん)とした佇まいはもちろんのこと、依頼人の気持ちを第一に考える姿勢、正義感など、真っ直ぐな役柄は見ていて気持ちのいいものだった。同作で第15回コンフィデンス・アワード・ドラマ賞主演女優賞を受賞し、さすがの貫禄を見せつけた。

 2020年は、物語の舞台を現代の大阪に移したドラマ『贋作 男はつらいよ』(NHK BS)で、寅次郎の妹さくらを演じる。あまりにも有名な作品だけに、どのようなさくらを演じてくれるのか、楽しみだ。

 若手の勢いが目立った2020年の年女。そんな中、やっぱり気になるのが松本まりかの怪演だ。高島政伸のようなポジションを確立し、さらなる大ブレイクをしてほしい。(文・安保有希子)

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