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俳優・三浦春馬さん 表現者としての才能を映画・ドラマで振り返る

エンタメ

 そのほか映画では、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)で人を捕食する巨人に抗う主人公エレンを、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年)ではクレバーなヒール・伊東鴨太郎を演じ、ともに身体能力の高さに見惚れる強烈なアクションを披露。エレンでは規格外のワイヤーアクション、鴨太郎では美しい殺陣が素晴らしいと評価されており、原作アニメと見比べても楽しめる作品だ。

 またドラマでは、2017年に大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)で柴咲コウ演じる主人公・直虎の許嫁の井伊直親役を清々しく好演。と思えば、同年放送の『オトナ高校』(テレビ朝日系)では東大卒エリート童貞役と今までにない役を演じ、超ハイテンションの演技や顔芸を見せて話題に。昨年放送の『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)では、初めての父親役に挑戦するなど、改めて三浦さんの演じる幅の広さに驚かさせる。

 そして現在、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が公開中だ。長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が「コンフィデンスマン(信用詐欺師)」となり、悪から金をだまし取る人気シリーズに、三浦さんは前作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』から参戦。長澤演じるダー子と因縁関係ともいえる、天才恋愛詐欺師のジェシーを華麗に演じた。甘い雰囲気に女性を惑わす笑み、「キレイだよ」とささやく美声、ぞっとするほどの色気を漂わせながら、ニヒルで冷酷な二面性を持つキャラクターで、三浦さんの新たな魅力が開花した。

 挙げればきりがない印象的な出演作の数々、三浦さんの渾身の演技は、わたしたちの感情を揺さぶり、感動で包んでくれた。心の映写機で、いつまでも彼の美しい姿を流していたい。(文:赤山恭子)

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