『ごくせん』第3シリーズ、生徒役キャストの今! “イジメられっ子”だった俳優は演技派としてブレイク中
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2000年代を代表するドラマシリーズとして数多くの人気俳優を輩出したのが仲間由紀恵主演のテレビドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)。7月31日より動画配信サービスhuluにて全シリーズが配信中。中でも2008年放送の第3シリーズは、ファンにとっては待望の初配信となる。ここでは第3シリーズに生徒役として登場し人気を博した俳優たちを紹介していこう!
【写真】『ごくせん』第3シリーズ 懐かしの3年D組メンバー
『ごくせん』は森本梢子による同名コミックを実写ドラマ化した学園コメディ。任侠集団・大江戸一家で育ったという異色の経歴を持つジャージ&メガネにおさげ髪がトレードマークの高校教師・山口久美子こと通称“ヤンクミ”(仲間)を主人公に、彼女が一癖も二癖もある男子生徒たちと真剣に向き合う姿を活写。ヤンクミと生徒たちのコミカルなやりとりや思わず涙が込み上げるエモーショナルな展開が視聴者の心をつかんだ本作は、最高視聴率32.5%を記録する人気番組へと成長。2002年に第1シリーズ、2005年に第2シリーズ、2008年に第3シリーズが放送され、今回すべてのシリーズがhuluにて一挙配信されている。
第3シリーズの舞台は私立赤銅学院高校。手のつけられないワルばかりを集めた3年D組に手を焼いていた猿渡五郎(生瀬勝久)は、理事長の赤城遼子(江波杏子)から3年D組をうまくまとめるよう命じられるが、まったく歯が立たない。自分の立場が危ういと感じた猿渡によってヤンクミは赤銅学院高校へ赴任させられる。彼女が担任を務めることになる3年D組は、2つのグループが敵対する状況にあった…。
■高木雄也
第3シリーズ放送の前年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてすでにCDデビューを果たし、本作で連続テレビドラマ初出演となった高木雄也が演じたのは緒方大和。3年D組のリーダー格ともいえる大和は勉強や運動に苦手意識を持つもののケンカの強さでクラスメートをまとめ上げる。
本作出演後の高木はグループでの活動と並行しつつ、俳優としても活躍。2017年放送の連続ドラマ『孤食ロボット』(日本テレビ系)ではHey! Say! JUMPとして活動をともにする有岡大貴・八乙女光とトリプル主演を務め、翌年には舞台『薔薇と白鳥』で八乙女とダブル主演を務めた。2021年には舞台『ブロードウェイと銃弾』で城田優とダブル主演務め、2024年は舞台『東京輪舞』に出演している。
■石黒英雄
特徴的な金髪で個性派ぞろいの3年D組の中でも一際存在感を放っていたのが石黒英雄ふんする本城健吾。健吾は大和と行動をともにする生徒で、短気かつケンカっ早い性格。しかしケンカはそこまで強くなく、さらに天然ボケをさく裂させる一面もある愛すべきキャラクターだ。
そんな健吾を演じた石黒は、本作出演の前年に放送された『エリートヤンキー三郎』(テレビ東京系)でテレビドラマに初主演。また2009年には『激情版 エリートヤンキー三郎』で映画初主演し、翌年には主演映画『彼岸島』が公開された。その後も、俳優としてテレビドラマを中心にキャリアを重ね、2016年には『ウルトラマンオーブ』(テレビ東京系)で主演を務めている。
■三浦翔平
現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)では、藤原道長(柄本佑)に敵意を抱く藤原伊周を演じている三浦翔平。近年のテレビドラマになくてはならない彼が演じていたのは、健吾と同様に大和と行動する神谷俊輔。俊輔は女性に目がないながらも友情には厚いという一面も持っている。
三浦は本作の翌年に映画『ごくせん THE MOVIE』に出演。以降、数多くのテレビドラマに出演し2020年には『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)で音楽プロデューサー・松本正幸役で主演を務めた。また2023年公開の映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』では比嘉愛未とダブル主演。プライベートでは、月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)で共演した桐谷美玲と2018年7月に結婚。2020年7月には第1子の誕生を自身のインスタグラムで報告している。