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色鮮やかな衣装や小物にも注目! 実写版『アラジン』の壮麗な世界

映画

◆陽気なランプの精ジーニー

 アラジンの恋の橋渡しをするのは、千年もの間、魔法のランプの中に閉じ込められていた魔人ジーニー。ジョークや変身で場を明るくするエンターテイナーで、本作の肝と言える存在だ。ウィルキンソンはジーニーを「陽気で気まぐれなキャラクター」と称し、彼のマジカルな衣装のために、インド、中東、トルコやモロッコから生地が集められた。それらは、ターバンやシャツ、さまざまなタイプのベスト、パンツに生かされた。

◆豪華絢爛! まるでカラーの洪水!「プリンス・アリの大行進」

映画『アラジン』(2019)より 写真提供:AFLO
 ジーニーの魔法でアリ王子に変身したアラジンが、ジャスミンのいる宮殿へ華々しくパレードをする「プリンス・アリの大行進」は、本作の見せ場の一つ。ジーニーの歌声にのせて花びらが舞い、大勢の家臣とともにクジャクやダチョウなど珍しい動物たちが一同に行進する。画面の隅から隅まで色であふれかえる、豪華絢爛(けんらん)なシーンだ。この場面のために、200人以上のエキストラとダンサー250人、そして7台のカメラが用意され、5日以上かけて撮影された。エキストラ1人1人に異なるデザインの衣装が用意され、そのために世界中から生地が集められた。着衣のみならず頭飾りからジュエリー、靴まで、全てが衣装チームによって用意された。

 巨大な象が引く豪華な山車に乗って登場したアリ王子は、アイボリー地にゴールド刺しゅうが施された衣装を幾重にも重ね、大きなブローチと派手な羽飾りのついたオーバーサイズのターバン、ゴールドのブーツといった過剰なスタイル。これは、良く見せようと自分自身を隠し、飾り立てたアラジンの内面を表していて、この後本来の自分を見せるようになるにつれ、少しずつ衣装も脱いでいく。

映画『アラジン』(2019)より 写真提供:AFLO
 そんなアリ王子一行を、ジャスミンは宮廷スタイルの中でも特にフォーマルなデザインのドレスで迎える。オレンジの艶やかなシルク地には、黄金のペイズリーがプリントされ、袖(そで)は柔らかなシフォン素材。足元もパンツではなく、スカートを重ねている。

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