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『私ときどきレッサーパンダ』抜てきの19歳・佐竹桃華 コンプレックスだった声が“自分らしさ”に

アニメ

◆ 映画を通して「コンプレックスだった声が個性だと気づけた」



――この作品は「自分らしさはひとつじゃなくていい、どんな自分ももっと好きになれるはず」というメッセージが込められていますが、作品を観てどう感じられましたか?

佐竹:私はこの作品を通して、コンプレックスだった声が自分の個性だと気付け、自分らしさだと思えるようになりました。個性や自分らしさは、自分の嫌なところでもありがち。でもそれを受け止めることができたら、より自分のことを好きになれるんじゃないかな、と思います。この作品は、そういう部分を明るく、テンポよく笑いの中で伝えてくれているので、幅広い世代に届いてほしいです。

――佐竹さんにとっての自分らしさとは?

佐竹:明るく、何事も楽しめるところです。苦手なことももちろんありますが、とりあえずやってみようって思います。あとは、この声もそうだし、いっぱい食べるとこも自分らしさ。アフレコをしたことで、自分を見つめ直すことができました。

◆ 思いがけなかった芸能界入り “夢でなく仕事”だからこその強み


――オーディションを経て芸能界入りされましたが、佐竹さんはもともと女優になりたかったのですか?

佐竹:なりたいとまでは思ってなかったんです(苦笑)。高3の夏に留学する予定でしたが、コロナでなくなって落ち込んでいた時、母が「何かに挑戦することで、またやる気が芽生えるかも」とホリプロスカウトキャラバンを勧めてくれて。モチベーションを上げたくて応募したので、特別賞をいただけた時はまさかという感じでした。表彰式で名前が呼ばれる直前、周りの子は緊張していましたが、私はすごくのん気で。まさか自分が呼ばれると思ってなかったので、呼ばれた瞬間は頭の中が完全にフリーズ状態で真っ白になりました。

――そこから昨年、芸能活動を本格的に開始。日常が一変されたと思いますが、振り返ってみていかがですか?

佐竹:とにかくついていくのに必死です。甘い世界ではないと身に染みて感じましたし、周りの方の支えを感じる機会が増え、一つ一つの仕事に丁寧に向き合わないといけない、という責任感が強くなりました。不安や悩みも増えましたが、普通じゃできない経験をたくさんさせてもらっているのでありがたいです。

もし芸能界に入るのが夢だったとしたら、それがゴールになっていたかもしれません。しかし私の場合は夢が叶ったというより就職した感覚なので、一つ一つのことに冷静に対応でき、そんなに浮かれていないんです。そこはよかったかなと思います。

――演技、バラエティーと幅広く活動されていますが、今やっていて楽しい仕事は何ですか?

佐竹:演技ですね。中でも声優のお仕事は、できあがったものを見た時の達成感が一番大きかったです。ドラマだと自分の顔に目がいきがちになり反省ばかりで全然集中できないですが、吹き替えは映像や音楽に助けられている部分も多くあり、純粋に楽しめました。

――憧れている女優さんはいますか? 今後の目標を教えてください。

佐竹:映像、舞台、声優など、ジャンルを問わず活動していきたので、いろんなことをされている高畑充希さんに憧れています。まだお会いしたことはないので、いつかお会いしたいです。また、メイのお母さん役の木村佳乃さんもそう。木村さんは、演技力はもちろん気さくで優しくて、でもオーラがあり、女性としても憧れです。20年後、木村さんのような女優になるのが目標です!(取材・文:高山美穂 写真:松林満美)

 アニメ映画『私ときどきレッサーパンダ』は、ディズニープラスにて独占配信中。

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