櫻坂46・武元唯衣&増本綺良が語る、自身のパブリックイメージに対する本音とは
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櫻坂46・増本綺良
――『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/毎週日曜24時35分)では、増本さんのユニークな言動が注目されることもあります。武元さんから見て、増本さんのそうしたパブリックイメージと異なる一面はありますか?
武元:皆さんそれぞれの印象があると思いますけど、綺良ちゃんは想像以上にパブリックイメージのままです(笑)。本当は「大人しい」とか「真面目」ということもなく、このまま。でも、ライブ前の綺良ちゃんは熱くなります。
増本:熱い!? 気が付かなかった。
武元:うん、熱い。苦手なことに対して、食らいつこうとする精神がすごいんです。自分ができるようになるまでとことんいろんな人に聞いて、リハーサルではメンバーや協力してくださっているダンサーさんを頼りながら、努力を重ねています。見ていると「燃えているんだな」と伝わってくるし、ライブ前に見られる“貴重な綺良ちゃん”という感じがします。
――努力家であるのが十分に伝わってきました。片や、武元さんはバラエティー番組でのけん引役など、グループを盛り上げようと熱くなっている姿も印象的です。増本さんが考える、そんなイメージとは異なる武元さんの一面は?
増本:見ていて心配になるぐらい、肩に力を入れているときがあるなと思います。常に強くいられるよう頑張っているし、とことん自分を追い詰めているように見えるんです。一緒に参加した「BACKS LIVE!!」で、先輩の(渡邉)理佐さんから「頑張ったね、良かったね」と声を掛けられて、泣いていたのを見たことがあって。武元さんが「そこまで張り詰めていたんだな」と思いました。
常に限界まで張り詰めていると私たちも感じられるほど、自分に厳しいんですよ。私が武元さんだったら「一生練習しない」と思えるほどダンスが上手なのに、目線や顔の角度まで細かく研究するほど妥協しない人なので。たまに心配にもなるので、無理はしないようにしてほしいです。頑張り屋さんの姿勢は、私も評価しています。
武元:ありがとうございます(笑)。評価してくれてうれしい。
増本:曲げずにこのままでいてほしいです。…うれしいですか?
武元:うれしいです(笑)。
櫻坂46・武元唯衣
――なんだか、お2人のやり取りがほほ笑ましい限りで(笑)。最後にもう1問。お2人のパブリックイメージについて、本人がどう思っているのかも気になります。本音では「ここが違う!」と思っているなど、思いの丈をできる限り教えてもらえればと思います。
武元:あの〜、頼めば面白いことを言えると思われていて。グループのオンラインミート&グリート(オンラインでのファンとの交流イベント)では、ボケたらツッコんでくれると思われているんです(苦笑)。でも、ツッコんでいいかどうか分かりづらいボケを振られるときも正直あって…。
例えば、グループの番組についての話題で「このシーン見たよ」と言われても、別のメンバーが登場した場面の話だったり。本気で間違えているならツッコんでも傷つけてしまうし、気を使ってサラッと流したら、次の機会に「ごめん。あれボケだったんだ」と言われたこともありました。ふざけている姿がパブリックイメージになり過ぎているけど、全部ふざけているわけではなくて。一生懸命にやるべきことをやっているし、ん〜…。真剣ですと伝えたいです(笑)。
――武元さんが一生懸命なのが、改めて伝わってきました。かたや、増本さんはユニークな言動が注目されたり、ご自身のパブリックイメージについてどう感じていますか?
増本:ちょっと変わっている人だと言われて。実際は「真面目なんだよね」「大人しいんだよね」と、グループの公式アプリから心配のメッセージを頂くこともあるんです。でも、私は見ての通りなんです。だから、ありのままでレギュラー番組の収録にも臨んでいるし、ライブでの振る舞いも普段のままだから、無理はしていません。真逆です。
武元:真逆って?
増本:全然悩んでいないので。素だよ、心配ないよと伝えたいです(笑)。
(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)