水嶋凜、「反対はされないけど心配はされた」芸能界デビュー 将来は芯を持った女性に
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――今回はミュージカルということでダンスもあります。
水嶋:ピアノをやっていたのでリズム感はなくはないのですけど、体を動かすと分からなくなってしまって…。暇を見つけてはひたすら足を動かして、ダンスを体になじませるようにしています(笑)。
――水嶋さんの9月6日リリースのデビュー曲「予感」はお母様が1986年に作詞を手掛けた曲になりますが、歌詞の印象はいかがですか?
水嶋:なんかこうあんまり普通チョイスしないような言葉が多いなって思いました、特徴的というか…。歌詞の意味をちゃんと理解しないと難しい言葉はけっこうあるかなと感じました。
――デビューに際して、ご両親からの反対はありませんでしたか?
水嶋:反対はしないですけど、心配はされました。「あなた、その性格で大丈夫なの?」「人前で話すの苦手だし内気だけれど、大丈夫なの?」みたいな感じで…。でも、「やってみたら?」と。
――女優さんを志されたきっかけは何だったのでしょうか。
水嶋:1つは、大学で映像を勉強していて、作る側・撮る側だったんですけど、映る側・演じる側もやってみたい、どっちもやりたいという気持ちがあったこと。もう1つは映画『記憶にございません!』の舞台あいさつを見たときに、出演者さんたちのオーラに圧倒されたというか、“やりたい”っていう気持ちになったことが大きかったです。
――デビューしてから1年8ヵ月くらいですが、どんな日々でしたか?
水嶋:意外と長く感じたかもしれないです。準備期間だったり、学校があったりしていたので、仕事をいっぱいしてあっという間に時間が過ぎたっていう感じよりは、普通にゆっくり過ぎていったっていう気がします。お仕事を始める準備をしたり、ダンスや歌唱レッスンをじっくりと積み上げた時間でした。マイペースな性格なので、ゆっくりと進められたのはよかったのかもしれないです。
――デビューしてから、ご自身の中の変化は感じられますか?
水嶋:自分を研究しないとダメだなと思いましたね。自己分析というか…。もっとちゃんと自分を知る必要があるんだなって常々思うようになりました。自分のことを知ってもらうために自分のことを聞かれることが多いので、何が好きでどういう考え方を持っているかなどを、ざっくりじゃなくて知る必要があるのかなって。ちゃんと自分の言葉で自己紹介できるようにならないといけないなと感じています。
――今年23歳を迎えられますが、今後どんな女性、女優さんになっていきたいという思いをお持ちですか?
水嶋:芯を持った女性になりたいです。確固たる、絶対動じない何かを持っていて、ちょっとしたことでぶれにくいというか、しっかりした人になりたい。憧れの女優さんは竹内結子さんです。動きとか表情とか声とか、全部好きです。
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
ミュージカル『シンデレラストーリー』は、東京・日本青年館ホールにて9月6~19日、愛知・東海市芸術劇場大ホールにて9月24・25日、福岡・キャナルシティ劇場にて10月1・2日、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて10月7~10日上演。