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相葉雅紀の身に起きた“写真を撮っても写らない”怪異 苦手克服法も明かす

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映画『“それ”がいる森』場面写真
映画『“それ”がいる森』場面写真(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会

 ジャパニーズホラーの第一人者として数々の戦慄作品を世に送り出してきた中田秀夫監督とタッグを組んで映画『“それ”がいる森』を完成させた相葉雅紀。初のホラー作品での主演、さらにバツイチ子持ち役と、相葉にとっても新たな一面を見せる本作の撮影でどんなことを感じたのだろうか――。近年意欲的に取り組む俳優業についても話を聞いた。

【写真】相葉雅紀が未知の恐怖に震撼! 『“それ”がいる森』フォトギャラリー

■ホラー作品の現場、怖いことが起きたら嫌だなと思っていたら…

――初のホラー作品への出演が決まったときの感想をお聞かせください。

相葉:世界的な映画監督である中田監督に演出していただけるのが、とても楽しみでした。

――実際の中田組はいかがでしたか?

相葉:楽しかったです。皆さんホラーに強い方たちばかりで、どういう角度でどういう風に撮ったらいいのかをセッションされているのを見て、こちらもテンションが上がりました。ホラー作品なので、現場で怖いことが起きたら嫌だなと思っていたのですが、特にそういう霊体験も起きなかったので良かったです(笑)。

――中田監督の演出で印象に残っていることはありますか?

相葉:リアクションの部分で、もう少し目を見開いてとか、何パーセント怖さを増してとか、数字で演出していただくのは新鮮でした。とても分かりやすかったです。

映画『“それ”がいる森』より (C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
――現場では相葉さんも積極的にアイデアを出していたとお聞きしたのですが。

相葉:僭越ながら僕が言わせてもらったのは2つありました。一つは子どもへの距離感というか、守らなければいけないという存在でありつつも、ずっと離れて暮らしていたので子どもとの距離感に実感が湧いていないという部分もあって。その子どもへの目線が変化する部分で、思ったことを相談させていただきました。もう一つはクライマックスで、僕が演じる淳一と息子の一也(上原剣心)が話し合うシーン。こちらも二人の関係性について僕が思ったことを話させてもらいました。

――現場で監督とディスカッションをするというのは相葉さんのスタンスなのですか?

相葉:現場によりますが、自分なりに役をどう理解して、解釈して、表現するかという作業は現場に入る前にやるのですが、それを具体的に監督に見てもらって判断していただく際に、いろいろ話はさせてもらっています。

■自由奔放に育ってきただけに、理想の父親像は「難しい」

――相葉さん演じる淳一は、バツイチで子どもは妻と一緒に暮らしているという父親でしたが、息子・一也役の上原さんはジャニーズ事務所の後輩。どんな距離感だったのでしょうか?

相葉:僕は結構これまでいろいろな子役とお芝居をしたことがあったのですが、いろいろなタイプがいるんです。本当に懐く子は懐く。膝に乗ってきたりしますからね。でも剣心くんは、僕が同じ会社の先輩だという感覚があったようで、あまり甘えてくるようなところはなかったですね。僕も後輩として頑張ってほしいなという思いがあったので、中田監督からたくさん指導されているのを見ていて頑張れと心の中で思っていました。でも僕が剣心くんの年齢のとき、彼のような強い気持ちを保てていたかというと、そんなことはなかった。そこはすごいなと思って見ていました。

映画『“それ”がいる森』より (C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
――淳一という父親役を演じるうえで、相葉さんが心掛けていたことは?

相葉:家族と別れて一人暮らしをしているときと、一也が訪ねてきてからとでは、大きな変化があります。映画の中で成長していくキャラクターだと思ったので、そこはしっかり伝わるように表現しなければと思っていました。

――相葉さんにとって理想の父親像は?

相葉:小さいときから「これだけは絶対にやりなさい」と言われることもなく、割と自由奔放に育ったので、父親に対して何の不満もないんです。でもだからと言って、それが理想かというと分からない。選択肢がたくさんあるし、子どもそれぞれ理想と感じることが違うと思うので、やっぱり具体的にこういう父親像が理想というのは分からないですね。

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