生田斗真「岳くんは手のかかる弟って感じ」×濱田岳「斗真さんには甘えてもいい」 『湯道』で兄弟役

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現代に生きる日本人の習慣・入浴という行為の精神と様式を突き詰めた「道」の映画『湯道』。湯気のように揺れ動く人間模様をスクリーンに描き出した本作の主演を務めるのは生田斗真。生田演じる三浦史朗の弟・悟朗を、濱田岳が演じる。本作の魅力や撮影現場のエピソードを、兄弟役で出演した生田と濱田に語ってもらった。
【写真】“憎めない兄”を演じた生田斗真&“自分が弟でいいの!?”と思った濱田岳
■「ただのお風呂の映画じゃないに決まってる」 脚本・小山薫堂への絶対的信頼
出演の決め手を尋ねると、生田と濱田はそろって、「湯道」の提唱者であり、本作の企画・脚本を手掛けた小山薫堂の名前を挙げる。
生田は「まずは、小山薫堂さんが提唱する湯道、いわゆる日本人が当たり前に日常に取り入れてるものに特化した作品だということにすごく惹かれました。小さい頃に祖父に銭湯に連れてってもらった記憶が『あの風景、あの瞬間ってすごく楽しかったよな』と呼び起こされるんです。海外では撮ることの出来ない映画だろうなと思いますし、日本の独創性みたいなものを感じました」。
濱田は「僕はWOWOWの『W座からの招待状』という番組で、もう10年以上薫堂さんが映画について書いた詩をナレーションさせてもらっているので、『湯道』のお話を受けて『薫堂さん、またとんでもないことを考えてるな』と思いました。『お風呂の映画』という情報だけだと、もしかしたら『その映画、大丈夫?』ってなるかもしれませんが(笑)、薫堂さんが考えているということは、ただのお風呂の映画じゃないに決まってるんです。そのプロジェクトに乗れることがうれしかったですね」とそれぞれの思いを口にする。
映画『湯道』より (C)2023 映画「湯道」製作委員会
生田演じる史朗は、亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきたかと思えば、古びた銭湯をマンションに建て替えようとしている。そんな史朗を生田は「お風呂を継ぐのが嫌で、東京に逃げるように出ていって、うまくいかなくて戻ってきて。地元の人たちは『馬鹿息子が戻ってきた』と言うんだけど、それでもなんか憎めない感じ」と語る。
「そういう生意気なんだけど許せちゃうような、愛らしさみたいなものが出るといいなと考えながら演じました」と撮影を振り返り、「自分で役を作り込むというよりも、岳くんとの呼吸とか、他の皆さんと掛け合いの中で生まれていくものを大事にしていきたいと、共演者の皆さんに委ねていた部分も多い気がします」と明かした。
■「岳くんは手のかかる弟って感じ」(生田) 「斗真さんには甘えてもいい」(濱田)
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