日向坂46・加藤史帆、不安や焦りがあった時期も 今は「お仕事ができる喜びを感じている」
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――グループではまもなく、加藤さんと同期の影山優佳さんが卒業します。影山さんは大きな音へ過敏に反応してしまう「耳の特性」を理由に卒業を決断しましたが、その思いをどう受け止めましたか?
加藤:ライブに参加できず苦しんでいる姿を間近で見ていたので、卒業と聞いたときは「そうだよね」と素直に受け入れました。サッカーやクイズ番組での活躍もあり、世間の方は「頭が良くてしっかり者」と思うかもしれないけど、私たちは「おっちょこちょいの末っ子」と思っているので、1人になるのは心配です(笑)。でも、ずっとお友達ですし、卒業後もご飯へ行ったり、遊んだりできればと思います。
――同期の絆ですね。影山さんが苦しんでいるとき、加藤さんはどのように寄り添っていたのでしょうか?
加藤:私は口下手なので、声を掛けるよりはそばにいようと思っていました。苦しんでいるときは、背中をさすったり。仕事帰りで「1人で夕飯を食べるのは寂しいかな」と思ったときには誘って、一緒にご飯を食べました。かげ(影山)の家にフラッと遊びに行ったこともあるんです。かげは料理がめちゃくちゃ上手で、おいしいご飯を作ってくれました。
――ほほ笑ましいです。一方、加藤さん自身は卒業についてどんな思いがありますか?
加藤:おひさまから言われますし、インタビューでも聞かれることが増えました。でも、悲しくなります。計画的に生きるのはすてきだと思いますけど、私は未来を想像できないタイプなので、今は頂いていることを全力で頑張りたいです。卒業のタイミングには「そろそろだよ」とささやく妖精が自分のもとに来ると聞いたことがあるので、自分の卒業はそのときかなと思っています。
――妖精が来るというのは、誰に聞いたんでしょう?
加藤:坂道グループを卒業した先輩です。それを聞いて納得して「妖精が来るまで頑張ろう」と思いました。今は、日向坂46をもっともっと大きなグループにしたい気持ちが強いし、昨年、東京ドーム公演という大きな夢を叶えたんですけど、ドームツアーや国立競技場でのライブも夢見ているので、すべて叶えてから卒業は考えたいです。
(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)
日向坂46加藤史帆1st写真集『#会いたい』は小学館より6月20日発売。価格は2200円(税込)。