『真夏のシンデレラ』間宮祥太朗、30歳で挑む“ザ・恋愛ドラマ” 意識しているのは「どう見られるか」
本ドラマ撮影時に30歳を迎えた間宮。そんなタイミングに、月9という王道のキラキラした恋愛ドラマで主人公を務めることになった。その巡り合わせについて間宮自身は「あまり先のことってイメージできていないんです」と語ると、長いスパンで自身のキャリアについて計画を立てるということはしていないと話す。
それでも、作品によって周囲から「どう見られるか」ということは意識の中にあるという。「今回の月9もそうですが、以前出演した『ファイトソング』(TBS系)など恋愛ものをやることで、女性からの応援をいただくことが増えている気がします」と笑う。
確かな演技力に裏付けされた俳優というイメージにプラスして、イケメンという言葉も多く聞かれるようになった間宮。「自分に限らずだと思いますが、イメージって結構水物なのかなと。今はそう(イケメン俳優と)言っていただくこともありますが、数年前は言われていませんでしたから(笑)。演じる役や仕事によってイメージっていくらでも変わっていくと思うんです」。
長期的な展望をあえて立てていないという間宮だが、役柄のバランスや幅というのは意識しているという。「先ほどイメージは水物と話しましたが、イメージ通りの作品が続くと、水がどんどん固まっていってしまう。そして固まり切ってしまうと、いざ違うことをすると『あれ?』と違和感を持たれてしまう」。
同じような役柄を繰り返すのではなく、バランスよく作品に臨むことで、自然と「間宮祥太朗は次どんな役をやるのだろうか」と期待が膨らむようになる。間宮も「例えば、今回の月9で僕に興味を持ってくださった人が、『破戒』(2022年に島崎藤村による被差別部落を題材にした原作小説を、60年ぶりにリメイクして公開された映画)を見てくださったり、その逆もあると思うんです。あえてイメージと逆のことをやろうとは思っていませんが、水物のままでいられたら…」と語っていた。