JO1・白岩瑠姫「現実的な考え方が似ていた」 初主演映画で後悔のないように今を生きる高校生を熱演
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――白岩さんは少女漫画も読まれていたということですが、この映画の世界観にもすんなり入り込めたのでは?
白岩:そうですね。高校生の時の周りの友だちが、結構、少女漫画を読んでいたんです。少女漫画が原作の実写映画も友だち同士で観に行く機会が多かったので、映画の世界にもわりとすんなり入り込めました。原作小説を読んでいる時も、スムーズに読み進められましたね。僕、少女漫画は女性の気持ちが分かる教科書だと思っているんです。女性の気持ちが知りたいなと思って、学生時代はそちらの教科書をいっぱい読んでいました(笑)。
――(笑)。少女漫画での学びは役に立ちましたか?
白岩:めっちゃ役に立ちました(笑)。こういう時にこうしてあげたら、こんなことを言ったら、女の子は喜ぶんだということが全部書いてあるので。
――演技でも活かされたんですか?
白岩:そうですね。実は(予告編でも使用された)自転車で茜の手を握る演技は、もともと台本にはなかったんです。少女漫画をずっと読んでいたからなのか、リハーサルの時にインスピレーションで自然にそうしたのを、監督が「すごく、いいね」と言ってくださって、本番でもやることになりました。
――そうした胸キュンなシーンも印象的ですね。青磁が茜のマスクに絵を描くシーンもすごく印象的でした。
白岩:マスクに絵を描くシーンは、実は2日間かけて撮っているんです。日が落ちそうな時間帯に撮ったんですが、やっぱり大事なシーンでこだわりも強かったので、後日もう一度、撮り直すことになりました。「あの時、どんな気持ちで撮ってたっけ?」と、モニターを見ながら気持ちを作って、再度演じました。
――茜と青磁のやりとりで印象的なシーンは?
白岩:遊園地のシーンと、屋上でペンキを塗り合うシーンですね。両方とも、監督が「OK!」と言うまでずっと長回しで撮っていたので、アドリブやその場での演技が求められて…。遊園地のシーンは、カットがかかるまで自由に動いていましたし、セリフも特にないので、お互いフィーリングで演技をするのは難しかったですね。ペンキを塗り合うシーンは、台本に「青磁と茜、ペンキを塗り合う」くらいしか書いてないんです。15分くらいずっと長回しで撮っていたんですけど、2人が素で楽しむ姿、自然な姿が映し出されていると思います。
――ペンキを塗り合うシーンは、本作の中でも特にインパクトが強いですよね。
白岩:あの時に現場中で一番、写真を撮りました(笑)。ペンキの色がめちゃめちゃキレイだったんです。映像で見てもキレイなんですけど、実際に僕らが塗り合っていた色もキレイでしたね。朝日が昇るタイミングまでずっと撮影していたので、風景も含めて、僕のスマホの中の写真は、このシーンの写真が一番多いです。