奥智哉、20歳目前に話題作『十角館の殺人』でドラマ初主演 「肩肘張らず自然体」を意識
今年7月には20歳の誕生日を迎える奥。10代最後に、『十角館の殺人』の現場で大きなことを得た。「監督からは『フレッシュにお芝居をしなさい』と口を酸っぱくして言われてきました。それは相手のリアクションに対して、素直に反射的にお芝居をすること。これまでも漠然とイメージしていたのですが、今回内片監督に言語化していただきました。20歳を迎える前に、こういう経験ができたことは、とても大きかった」と目を輝かせる。
20歳という年齢のイメージについて奥は「高校に入るときに『この仕事でご飯を食べていくんだ』という意識は持っていたので、特別20歳になったからといって、社会人としての意識が芽生えたというわけではないです」と語ると、「お酒を飲んでもいい歳になるんだということぐらいですかね」と笑う。
それでも20代の10年間に対する期待は大きいようだ。奥は「僕はこれまでどちらかというと、年下系というか引っ張ってもらう立場の役が多かったのですが、今後はリードする側の役柄も演じてみたいです」と語ると、「いままでは食わず嫌いなところもあったのですが、常に安定した場所にいるよりは、どんな時でもチャレンジャーでいたいなと思うようになりました。これも青木さんから学んだことです」と抱負を述べる。
そんな向上心の強い奥がプライベートでハマっているのが「牛丼」だという。奥は「疲れたときに食べる牛丼は最高です。牛丼からしか得られないパワーがあるんです」と力説すると、「今後一人暮らしするタイミングがあると思うので、自分なりのレシピでオリジナルの牛丼を作ってみたいです」と野望を明かしていた。(取材・文/磯部正和 写真/高野広美)
Huluオリジナル『十角館の殺人』は、Huluにて3月22日より独占配信。
Huluオリジナル『十角館の殺人』キービジュアル (C)綾辻行人/講談社 (C)NTV