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丸山隆平「覚悟もあった」 40代で迎えた主演映画『金子差入店』で新たな“顔”を見せる

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■「学ばせてもらった」 丸山が大事にする父の言葉とは?


丸山隆平 クランクイン! 写真:高野広美
――改めて、本作をご覧になっていかがでしたか?

丸山:映画を観た感想は、「俺、こんな顔してたんや」ですね(笑)。僕は、現場でモニターチェックはできるだけしないようにしているんです。見ちゃうとその時の芝居を追いかけてしまったり、これよりもちょっと…と欲が出てしまったりするんです。とにかく監督が現場でおっしゃることを体現することに集中して演じているんですが、その結果、「こういう表情してるんだ」って思いましたね。

――本作では自分でも新鮮に感じる表情が多かったんですか?

丸山:そうですね。今回は物語が進んでいくにつれて、ストレスも、重圧も、幸福度も…どんどん変わって丁寧に変化している作品なので、繊細に演じていくことが大事とされた気がします。これまでの作品とはテイストが違うので、求められるものも異なっていたんだと思います。

映画『金子差入店』場面写真 (C)2025映画「金子差入店」製作委員会

――本作で韓国の釜山国際映画祭に参加されてみていかがでしたか?

丸山:うれしかったですね。僕は、古川監督からにじみ出たものをみんなが何とかよいものにしようという現場の空気に乗っかって映画祭に行かせてもらって、「ほんまにうちの子よろしくお願いします!」っていう感じですかね(笑)。

――この作品が大きく広がっていきそうだなという予感はありますか?

丸山:日本の映画として、そうなるべき作品だと思いますね。各国の人が知らない日本のカルチャー、風習、民族の生活が描かれていることが面白いですし、「差入屋」は日本特有の職業だと思うので、日本のことや日本人の慈悲の心とか…いろいろな受け取り方ができる作品と思うので広がっていってほしいなと思いますね。

――この作品ではいろいろな親子関係が描かれていて、親と子どものつながりについても考えさせられる作品だなと思いました。

丸山:そういう側面もありますね。金子家だけじゃなく、加害者側の親子関係もありますしね。

――“親子”にちなんで、丸山さん自身、ご家族の言葉で何か心に残ってることはありますか?

丸山:小っちゃい頃から父が言ってたのは、「謙虚でいなさい」ということですね。良い評価をされたとしても控えめにして、もっともっと精進しろということだと思うんですけど、その言葉は印象に残っていますね。僕も極力はそのように努めるようにしているんですけど、SUPER EIGHTとして、アイドルとして歴を重ねてくると、あまりへりくだりすぎてもいやらしい、嫌味っぽい感じになるんですよね(苦笑)。謙虚さの形が立場と年齢によって変わってくるというか…。謙虚の意味合いが年齢とキャリアとともに変わるということもこの言葉から学ばせてもらったので、とても意味のある言葉を父がくれたなって思います(しみじみ)。それは印象に残ってますね。今でも謙虚さの塩梅はやっぱり難しいです。

(取材・文:齊藤恵 写真:高野広美)

 映画『金子差入店』は、5月16日公開。

丸山隆平 クランクイン! 写真:高野広美

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