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JO1・豆原一成、デビューから5年 溜めてきた経験値をどのように使うか、ここからが勝負

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◆夢と現実の間でもがく拓磨は昔の自分に近い


映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』場面写真 (C)2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
――拓磨は、夢と現実の間で自分の進む道をもがきながら探しています。

豆原:僕も田舎で育ったので、周囲にアーティストやアイドルを目指す人なんてなかなかいない環境でした。小さい頃からずっとアーティストやアイドルになりたいと言っていたんですけど、拓磨と一緒で現実問題があったり、そんなことできるわけがないと言われたりしました。拓磨の心境は昔の自分に近いと感じました。

――そんな中で豆原さんはどのように現状を打破していったのですか?

豆原:僕はすごく自分で行動しました。ダンスのスクールを探したり、今自分ができる範囲内でどういう動きをしたら少しでも夢に近づけるのかなとすごく考えて。スクールの授業料もアルバイトをして自分で払ったりして、少しでも夢に近づけたらなと頑張りました。

――拓磨より行動力があったんですね。

豆原:でも僕も、母親に「やりたいんだったら自分で動きなさい」って言われて、「やるしかないな!」と動き出したのがきっかけだったので、拓磨の気持ちがわかります。

映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』場面写真 (C)2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
――拓磨と文子さんの孫・祖母関係の印象はいかがですか?

豆原:仲がよくて、素敵な関係だなと思いました。最初はおばあちゃんとの関係にも気まずさがあるのですが、どんどん打ち解けていき、コーヒーだったり大学だったりと、2人で新たな夢に向かいいろいろと乗り越えていく姿が素敵だなって思います。

僕も昔からおばあちゃん子で、今でもLINEしたり、こないだ実家に帰った時もおばあちゃんの家にひとりで行ったりと仲がいいんです。この作品も早く観てもらいたいなって思いますし、どんな感想が聞けるか楽しみです。

――本作の主題歌はJO1の皆さんが担当されます。秦 基博さんが書き下ろされた楽曲「ひらく」はJO1の皆さんの新しい一面を感じられる印象です。

豆原:秦さんが書き下ろしてくださると聞いて、とても楽しみにしていたのですが本当に素晴らしい楽曲だなと思いました。歌詞やメロディーラインが秦さんらしいというか、そんな楽曲を僕ら11人が歌ったらどういう感じになるのかなとワクワクしました。何より映画にとてもマッチしていて、素敵な楽曲をいただけてうれしかったです。

――豆原さん的推しポイントはどんなところでしょう?

豆原:切なさのあふれる楽曲なのですが、歌詞でいうと、いろんなことを乗り越えた結果、あなたに会いに行くよという感じが、夫である偉志さんを思って文子さんが歌っているように感じて。サビの部分がストレートですごく好きですね。

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