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JO1・豆原一成、デビューから5年 溜めてきた経験値をどのように使うか、ここからが勝負

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◆デビューから5年溜めてきた経験値をどのように使うか、ここからが勝負



――本作もそうですが、映画『BADBOYS-THE MOVIE-』や、ドラマ『海に眠るダイヤモンド』『超人間要塞ヒロシ戦記』と、豆原さんの自然な演技に魅力を感じます。もともとお芝居の勉強をされていたのですか?

豆原:JO1になるまではまったくそういう経験がなかったです。お芝居に少しずつ関わるようになってレッスンだったりをちょっとずつ受けていったりはあったんですけど…。レッスンの中で、お芝居する時の本の読み方を指導していただいて、自分なりの本の解釈の仕方は、最近できてきたのかなとは思います。

――お芝居の面白さはどんなところに感じていますか?

豆原:自分じゃないところが面白いのかなって思っています。その役でしかできないことっていうのがたくさんある中で、自分を試されているような気がしてその感情も好きです。できあがるまでどんな作品になるか分からないっていうのも、自分は普段アーティスト業をやっているのでなかなかそういう経験はないので楽しいですね。

ただその反面、難しいことのほうが多いのかなとも感じています。観てくださる方がどういうふうに受け取るのかっていうことが大事なので、ちゃんと伝わるように自分のこの体、声で表現することは難しいですし、奥が深いなぁと思います。

――お芝居を始めたころにくらべて、ここは変わったなと感じられる部分はありますか?

豆原:誰かがやっているお芝居を目の当たりにして心が動くっていうのが素敵だなと思うんです。そう感じ始めてからはお芝居に対して、昔よりどんどんやりたいっていう気持ちが大きくなってきました。

――豆原さんはグループ以外の現場でもすんなり溶け込めるタイプですか?

豆原:全然人見知りですね(笑)。とても人見知りしますし、緊張します。でもウジウジしていたら意味がないので、自分からしゃべりかけたり、何かやってみようという気持ちで臨んでいます。


――今年デビュー5周年を迎えられました。この5年を振り返るとどんな日々でしたか?

豆原:いろんなことがあって、波乱万丈な5年間だったなって思います。でも普通の人が経験できない5年間を、僕はこのグループの1人として経験させていただいたと思うので、ここから先が勝負だなとも思っています。いろいろな経験値を溜めた5年だったので、その経験をこれからどう自分が、自分たちが使っていくのかっていうのが大事だなと思っていますし、まだまだこれからだなって感じです。

――ソロ活動とグループ活動の相乗効果は感じますか?

豆原:それはもちろんあります。自分っていう人間だけで、このお仕事をもらえたかって言ったら絶対そうじゃない。僕はJO1というグループに所属しているからこそ、こういうチャンスを頂けていると思っていますし、ひとつひとつが全部グループのためになっていると思います。そういう気持ちで個人活動をやってきたので、これからもその気持ちは変わらないです。JO1というグループを好きになるきっかけがこの作品であったらうれしいなという思いで、毎回やらせていただいています。

――周りのメンバーの方のソロ活動から刺激を受けることも?

豆原:ありますね。お芝居もそうですし、それぞれプロデュースをしたり、楽曲を作ったりとクリエイティブ能力に長けているので、そういうのを見ると「すげえな」って思います。自分も一表現者としてお芝居をやらせていただいているので、そこでまたみんなと違った形でも、自分の色として武器にしていけたらなと思っています。

――今後チャレンジしてみたいことはありますか?

豆原:たくさんありますし、グループとしても1人の役者としてもいろんなことにもっとアグレッシブに挑戦していきたいです。

あと留学をしてみたいですね。

――留学ですか!?

豆原:留学してみたくて(笑)。ホームステイしてみたいんですよね、英語の勉強も兼ねて。今年海外でたくさんライブをさせていただいた時に、すごく素敵だなと思って。海外のフランクな感じだったり、そこで生きているみなさんの姿から、自分の知らない世界をたくさん見させていただいたんです。新しい自分を発見できる気がするので、いつか海外に住んでみたいなと思っています。

――今回の作品をきっかけに、また新しい層に“豆原沼”にハマる人が続出すると思います。

豆原:この作品を観た後に、僕がJO1でアーティスト活動しているところをご覧になられたら、「本当にこの人?」ってなると思うんです。そう思っていただけたら面白いなと思い頑張りました。学びや夢、家族について改めて考えることができる作品になっていますので、観終わった後に自分自身と向き合うきっかけになったらうれしいです。

(取材・文:近藤ユウヒ 写真:高野広美)

 映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は、10月24日公開。

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