譜久村聖、モーニング娘。卒業後1年の休業を経て実感「自分は心から仕事が好き」
      
    モーニング娘。’23の卒業から2年、譜久村聖は現在のソロ活動で「心から仕事が好き」だと実感しているという。その一つの形となった2冊同時発売の写真集『瑠璃藍』『Vers l'Aube(ヴェール・ローブ)』(ワニブックス)では、雨空のベトナムで「宝物」になった作品づくりに没頭。かたや、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のOGたちが名を連ねる「M-line Special」というライブでのステージでは、古巣への思いも胸に気持ちを新たにする。
【写真】29歳になった譜久村聖、大人な表情も! インタビュー撮りおろしショット
■29歳の誕生日に発売の写真集は愛情を受けた「宝物のような作品」に
   2年ぶりに出版される譜久村の最新写真集は、モーニング娘。’23を卒業後初の写真集に。初めて訪れたベトナムでは「原点回帰~新しい旅のはじまり」をテーマに、柔らかくおっとりとした雰囲気、大人の女性としてのシャープさの両面を表現した。異例の2冊同時発売となる『瑠璃藍』『Vers l'Aube』はすべての収録カットが異なり、20代最後の姿を惜しみなく記録している。
譜久村聖写真集『瑠璃藍』カバー	 (C)ワニブックス
――23年11月にモーニング娘。’23を卒業して約2年。卒業後に1年の休業期間を経て、芸能活動を再開してから初の写真集出版となります。
譜久村:グループを卒業後に写真集を出す機会があるものかと思っていたんです。でも、卒業後に観たモーニング娘。のコンサートで出版社の方が「ふくちゃん(譜久村の愛称)が戻ってきたら(写真集を)また出そうね」と言ってくださったのがうれしくて、振り返るとそのときから出版の決意は固まっていました。
――テーマの「原点回帰~新しい旅のはじまり」は、全編を通して表現できましたか?
譜久村:表情でしっかり出せました。「今回で写真集は最後になるかも」と思いながら臨んだことで、しっかりと作品と向き合えました。スタッフさんが「ふくちゃんにはこんな衣装が似合うんじゃない?」と提案してくださったり、私からも何がやりたいかとしっかりと伝えたり、いろんな思いが重なったし、いろんな方からの愛情が詰まった宝物のような作品になりました。
――2冊同時発売の1冊『瑠璃藍』のタイトルは、譜久村さんが「自分の好きな色と漢字」から考えたそうですね。瑠璃色も藍色も、どちらも青系統の色です。
譜久村:青が好きで、青から水色へと変わるまでの色味が全部好きなんです。写真集では、私の好きな青を感じてほしいと思って『瑠璃藍』のタイトルを付けました。ロケ地について「白い建物に青い屋根がありピンクの花がある場所でパキッとした青いワンピースを着てみたいです」と具体的なアイデアも出していたんです。『瑠璃藍』の表紙撮影では、カメラマンさんがフィルターを使わずに青みがかった光を表現してくださったり、空や海だけではないいろんな青を表現してくださったのがうれしかったです。
譜久村聖写真集『Versl’Aube』カバー	(C)ワニブックス
――もう1冊の『Versl'Aube』では『瑠璃藍』と対比する意図もあったんでしょうか?
譜久村:対比というより、2冊で繋がっている感覚です。でも、それぞれに違うイメージもあって、同じロケ地であっても衣装や撮り方を変えているんです。それぞれのよさがあるので、見比べてほしいです。
――力の入った作品の撮影にあたっては事前に、ボディメイクなどの努力はいかがでした?
譜久村:写真集撮影になると、ヘアメンテや身体のケアといったお決まりのルーティンがあるんです。でも今回は、それほど力まずにゆるくやっていました。撮影のためにというより、日常でハマっていたことが意外と役立ったんです。ロケ地のベトナムへ向かう直前は、座った状態で腰にダンベルを置いて足を上げるお尻の筋トレにハマっていて、楽しいから続けていただけなのに撮影で「お尻がキレイ」と言われて驚きました(笑)。
――(笑)。ベトナムでの撮影は「全日大雨」だったそうですね。
譜久村:膝下まで水に浸かる日もあったし、街中を歩く水牛が溺れてしまうのではないかと心配するほどでした。雨を活かすために現地の市場でオレンジのワンピースを調達して、川のようになった道路で立ったまま撮影したカットもあります。複数回のロケで、次にベトナムへ行ったときに「ここって、道路だったんだ」と気が付きました。室内の撮影でも屋外で降る雨を活かすために、カメラマンさんが白いシーツを敷いて光の反射を工夫してくださったり、プロの技が集結する現場でした。

      
            
            
            
            
            
            
         
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
              
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					
					