ラランド・ニシダ、初の声優はまさかの“精子役” サーヤからの言葉に自信「胸を張って演じました」
イェンスとリサによる、10代の恋。そして彼らの体内で大冒険を繰り広げる精子たちの姿が、同時に描かれていく。観ていると、自分の体にも思いを馳せたくなるような映画だ。
ニシダは「こういった精子たちが自分の体の中にもいるんだと考えたら、なかなか無下にできないところもありますよ」と切り出しつつ、「精子たちが頑張っている、そういった過程を経て生まれてきたんだと思うと、感慨深いものもあります。イェンスとリサ目線で見ると、まだ学生だし、これだけ対策をして受精したら困るという気持ちにもなるし、精子側からすると、なんとか卵子に辿り着きたいと思う。ストーリーとしてすごく面白いし、学ぶところもあるという、絶妙なバランスが取れた映画」だと太鼓判。

ちなみにニシダの初恋は、「僕は帰国子女で、子どもの頃は海外にいたんです。初恋は小学生くらいの頃だと思いますが、同じマンションにいる、スペインのマダムでしたね。きれいな顔をしているなあとドキドキしていました」と笑顔。思い出の10代の恋は、「大学生の頃、同級生の子と付き合っていて。僕が大学を中退したタイミングで、フラれました。その後、彼女はインターン先で出会った仕事ができる感じの人と付き合っていましたね。就職活動が始まると、僕を見て『何の将来性もないな』と感じたんだと思います。何もしていなかったし、見限られました」と肩を落とす。
しかしながら今や、精子役をゲットするという快挙を成し遂げた。「今後またやらせていただける機会があるならば、ぜひ声優にも挑戦したい」というニシダだが、「一度、精子役をやっちゃっていますので。普通の役では満足できないかもしれない」と吐露。「精子役がハマり役だったというところもありますよね。声が、“精子声”だった。30年間、“精子声”だとは知らずに生きてきたので、新たな発見がありました」というから次なる精子役にも期待がかかる。

これからもいろいろな仕事にトライしていきたいと、意欲を見せるニシダ。精子たちは、受精というゴールをつかみ取るために生き残りをかけて奮闘していくが、芸能界もまさに熾烈(しれつ)な競争の場所だ。その上でニシダが自身の武器だと感じているのは、「運、そして惨めさ。周りの人が手を差し伸べざるを得ない雰囲気と言いますか、手を差し伸べなきゃと思わせるくらいの惨めさが武器になっていると思います」と自己分析していた。(取材・文:成田おり枝 写真:上野留加)
映画『スペルマゲドン 精なる大冒険』は、2月13日より全国公開。

