本渡楓×和泉風花、『黒猫と魔女の教室』アフレコ秘話 現場は“学校の休み時間”
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――スピカが憧れるクロード・シリウスは猫の姿に変身するキャラクターですが、もしお互いを動物に例えるとしたら?
和泉:本渡さんって、カワウソっぽいって言われません? コツメカワウソっていう、すごくかわいいカワウソがいるんですけど、ちょっと似ている気がして。
本渡:初めて言われました(笑)。そもそもコツメカワウソの顔のイメージがあまりなくて。
和泉:かわいいんですよ。でも実はすごくパワフルな生き物で。小柄だけどエネルギーがあって、一心不乱に動き回る感じが、本渡さんにちょっと似ているなって思って。
本渡:なるほど(笑)。じゃあ私は……風花ちゃんは、すごく綺麗な人じゃないですか。今日も黒の衣装で、めちゃくちゃかっこよくて。普段はもっと気さくで、愛嬌たっぷりで、ゆるっとした雰囲気もあるんですけど、横顔がすっとしていて顎のラインもきれいで、目もぱっちりしていて。だから、なんとなく鳥っぽいなと思って。
和泉:鳥?
本渡:うん、カラスかな。
和泉:カラス好き! かわいい。
本渡:よかった(笑)。カラスとコツメカワウソですね。
和泉:でも、なんか天敵っぽくないですか?
本渡:え、私、食べられちゃいそうじゃない?
和泉:たしかに(笑)。
(左から)本渡楓、和泉風花
――「王立ディアナ魔術校」には個性豊かな生徒・教師が集まっていますが、お気に入りのキャラクターは?
和泉:みんな個性が強いので、お当番回が来るたびに「この子いいな」って思っちゃうんですけど……(笑)。その中でも、私はタルフがすごく好きです。普段はみんなの世話役みたいなポジションなんですけど、ギャグシーンになると急にキレがすごくて。そのギャップがたまらないですね。
本渡:しかもタルフ役の石毛翔弥さんが、なんだかタルフと近い空気を醸し出しているんですよ。
和泉:アフレコ現場でも、みんなを見守っているようなスタンスですよね。
本渡:そうそう。現場では、みんなでわーっと盛り上がることが多いんですけど、石毛さんは少し離れたところでにこにこ聞いていて、「うんうん」と優しく相づちを打ってくれる感じで。
和泉:似てるかもしれないですね。
本渡:そこからつながるんですけど、私はキロンもすごく好きなんです。スピカと2人で話すシーンがありますが、そこで彼なりの悩みや立場が見えてくるんです。普段はちょっとおちゃらけているのに、「そんなことを考えていたんだ」という一面が見えて、実はすごく真面目な子だなって感じました。
和泉:スピカに通じる、がむしゃらに頑張ろうとする部分もあるんですけど、どこか少し不器用で、うまくいききらないところがあって。その“ちょっとした不憫さ”も、キロンくんの魅力だと思います。それに、タルフとの相性がとにかくいい。あの2人が並ぶと、お互いの魅力がより引き立つ感じがして、すごく好きなコンビですね。
――アフレコ現場も賑やかそうですよね。特に印象的だった出来事はありますか?
本渡:キャストのみなさんが出張や旅行のお土産を差し入れてくださることが多いです。あるとき、橘杏咲ちゃん(ユゥ・アリーズ役)が海外のお土産を持ってきてくれて。「これ、まずいらしいんですけど、よかったら食べてください」って(笑)。
和泉:そんなもの持ってくるんだ、って思いましたよね(笑)。
本渡:でも、みんな「本当にまずいのかな?」って興味津々で。収録の合間に、ぞろぞろ廊下に出ていって食べていました。
和泉:みんなでお菓子をもらいに行く感じが、完全に学校の休み時間みたいで(笑)。
本渡:食べたあとの反応も人それぞれで、「うっ……」ってなる人もいれば、「意外といけるかも」っていう人もいて。
和泉:男子が騒いで、女子がフォローする、みたいな空気もありましたね(笑)。
あと印象的だったのは、モンスターの声をその場にいるキャストが担当することがあるんですが、そのとき浦和希さんが「じゃあやります!」と手を挙げてくださって。「モンスターっぽい雄叫びをください」と言われた瞬間、めちゃくちゃ人間の叫び声が飛び出したんです。普通は「ガオー!」とか、それっぽい声を出すじゃないですか。でも浦さんは全力で「ウォーーーッ!」って。
本渡:しかも収録中だから、みんな笑いを必死にこらえて。しばらく現場でいじられ続けていました(笑)。そういう出来事が本当にたくさんあって、現場の雰囲気がすごくいいんです。
――最後に、放送を待つみなさんへメッセージをお願いします。
本渡:私が原作を初めて読んだときに感じたワクワクが、アニメの第1話からしっかり伝わってくる作品になっています。
スピカというキャラクターを通して、「もう少し頑張ってみようかな」とか、「一歩踏み出してみようかな」と思えるような、元気や勇気をもらえる作品になっていると感じています。ぜひまずは第1話を楽しんでいただけたらうれしいです。
本渡楓
和泉:原作の大きな魅力であるストーリーの面白さと、ギャグのテンポの良さが、アニメでもとても映える作品になっていると思います。
登場人物もみんな個性的なので、きっと最後まで飽きずに楽しんでいただけるはずです。アリアの表情や思いにもぜひ注目しながら、作品を楽しんでいただけたらうれしいです。よろしくお願いします。
和泉風花
(取材・文・写真:吉野庫之介)
テレビアニメ『黒猫と魔女の教室』は、CBC/TBS系全国28局ネットにて毎週日曜23時30分から放送。

