岸明日香、グラビアは「脱げばいいってものじゃない」 デビュー15周年で語る“難しさ”とは?
岸明日香、最新写真集『Trajectory』より 撮影:榊原裕一 ワニブックス刊
――今作では過去最大露出にも挑戦されています。4月11日に35歳を迎えられましたが、30代に入りボディメイクに変化はありましたか?
岸:30代を過ぎてからの体型維持はシャレにならんくらい大変です。昔だったら撮影の1、2週間くらい前から断食していたんですけど、今回は柔らかさも残したいし、落とさないといけないところもあったので、3ヵ月外食を抜いて自炊をしました。友達と会うとすごく食べてしまうので、ご飯のお誘いも断って、孤独なダイエットでしたね(笑)。
――その成果が今回のボディにしっかりと現れています。
岸:3、4キロくらい痩せたのかな。ただ痩せすぎてもファンの方たちは怒るので(笑)、太った分を回収する感じです。キックボクシングもしましたし、バストケアにも初めて行きました。コンディションを整えないと挑めないなと思って。でも、20代前半の頃はグラビア撮影が日常だったので「今日気にしたって、明日もあるし、明後日もあるし」みたいな感じでした。
今は別のお仕事がある中で、半年に1回くらい水着になるといった状況です。なので、普段はあまり体型を気にしなくなっています。
――今作は「30代ラストの写真集になるであろう決意のもと」発売されると伺いました。
岸:写真集は毎回、自分の中で覚悟が必要なものなんです。グラビアに関しては完璧主義で、体型など完全に仕上がった状態でお届けしたくて。もちろん奇跡が起きれば、40代でまた出す可能性もあります。カレンダーなどは今後も続けていくつもりです。
――30代になってからの5年間は、岸さんにとってどんな時間でしたか?
岸:一番楽しく仕事ができた5年間でした。20代は苦しみもがいて、「馬車馬のように働かなければ!」と必死だったんです。仕事しかしてこなかった後悔もあります。でも、その頑張りがあったからこそ、30代に入ってからは「楽しく過ごすこと」を意識できるようになりましたね。グラビアも含めて「自分がやりたいことだけをやろう」という気持ちで進んできました。
――料理研究家・リュウジさんとのコラボもありましたね。
岸:そうなんです! 「ウルトラガーリックカレー」というカレーのレシピを作って、冷凍商品として販売しました。他には香水を作ったり、ルームウェアを作ったり、バラエティも好きなことをやらせていただいたり。ほんまに“何屋さん”か分からないくらいで(笑)。
――様々なことに挑戦される姿勢、とても素敵だと思います。
岸:でも昔は、それが逆にコンプレックスでした。役者一本でやっていますとか、アーティスト一本でやっていますとか、そういう職人気質の方にすごく憧れがあったんです。幅広くやろうとしている自分は「すごくブレているんじゃないか?」と感じていました。
でも30代を過ぎたタイミングで、いい意味で吹っ切れて「これはこれで、なかなかできないことかもしれない」とプラスに捉えられるようになったんです。「好きなことだけをやる」ってワガママな言葉のように聞こえるかもしれませんが、すごく難しいことでもありますし、実際にやらせていただけて、とてもありがたいと思っています。

