岸明日香、グラビアは「脱げばいいってものじゃない」 デビュー15周年で語る“難しさ”とは?
岸明日香
――今年はどんなことに挑戦しますか?
岸:原点回帰ということでグラビアです! 年によって「お芝居の年」「バラエティーの年」など、重点を置くジャンルが色々あったんですけど、今年は写真集や紙面グラビア、カレンダーも含めて、自分の中のグラビアを盛り上げる年にしたいです。そして、イベントも15周年として打ち出して、ファンの方に感謝を伝えていきます。
――今作にも、ファンの方へメッセージを込められたそうですね。
岸:本のカバーを外した表紙にお手紙を書いています。書道で「感謝」という字も入れました。もちろんたくさんの方に向けた写真集ではあるんですけど、今まで応援してくださったファンの方に向けて何かしたいなと思いまして。しかも、メッセージというより、ちゃんと手紙なんです。マネージャーさんにも「こんなに長いと思っていなかった」と言われました(笑)。
――紙の写真集ならではのサプライズですね。昨今、デジタル写真集が増えるなどグラビアを取り巻く環境が変化してきています。その点に関してはどう感じていますか?
岸:デジタルにもデジタルの良さがあるのですが、紙の写真集とはまったく別物です。私は圧倒的に紙派で、写真集は絶対に紙で見てほしいという思いがあります。サイズ感も好きですし、家に置いておけるところがいいんですよ。日常生活でふと目に入った時に思い出してほしいです。デジタルって見なくなると本当に見なくなっちゃうじゃないですか。
――SNSの発達でグラビアのニュースターが次々と出てきやすくもなりました。世代交代のサイクルもどんどん加速しています。
岸:私がデビューした時ですら「グラビアは2年回転だよ」と言われていました。長く続けることがほんとに大変で、周りの人たちの変化もすごかったです。
脱げばいいってもんじゃないんです。一時期、そういう消費のされ方をして悩んでいる子たちもいました。自分の見せ方は自分で決めないと、なかなかストッパーをかけられなくなってしまうんです。
私は最初、写真集を50冊くらい集めて勉強しました。「このメディアに出ている人は、こういう見せ方をしているんだ」とか。あとは明言していくこともすごく大事です。私みたいに周年本を出すと勝手に決めて、「これをやるんです!」と周りに言った方が形になりやすいと思います。
――今の若手の方から学んだことはありますか?
岸:SNSの活用の仕方です。若手の方たちは動画コンテンツの使い方も上手くて。ただ、水着ばかり載せてもファンの方の濃さが薄まるというか、そこのあんばいは大事だなと感じます。やっぱり自己プロデュースは重要です。自分の見せ方、やりたいことは全部自分で決める、それがいいのかなと。
――最後に、15年間第一線で活躍され続けている岸さんにとってのグラビアの魅力を教えてください。
岸:一番は自信をつけさせてくれたところですかね。体型に対してコンプレックスを持っている方って、女性は特に多いじゃないですか。私もデビュー当時はムチムチしていましたし、昔はかなりコンプレックスでした。
でも、カメラマンさんがすごく綺麗に撮ってくださって、それが作品になって、買った皆さんから嬉しい感想をたくさんいただけて、とても前向きな気持ちになれたんです。いろいろな意味で表現力も育ちましたし、なくしたくない職業だなと強く思います!
(取材・文:伊藤吏玖 写真:高野広美)
岸明日香の15周年写真集『Trajectory』は、ワニブックスより5月22日発売。
岸明日香、最新写真集『Trajectory』書影 撮影:榊原裕一 ワニブックス刊

