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二人の“マイケル・ジャクソン役”が初来日! お気に入りは和牛とサムライミュージアム【映画『Michael/マイケル』インタビュー】

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(左から)ジュリアーノ・ヴァルディ、ジャファー・ジャクソン
(左から)ジュリアーノ・ヴァルディ、ジャファー・ジャクソン クランクイン! 写真:高野広美

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ジャファー・ジャクソン

ジュリアーノ・ヴァルディ

 「すばらしいプレミアでした!」。そう笑顔で語ったのは、ついにきょう日本公開を迎えた映画『Michael/マイケル』で、主人公マイケル・ジャクソンを演じた実の甥でシンガーでもあるジャファー・ジャクソンと、幼少期のマイケルを演じたジュリアーノ・ヴァルディだ。2年にわたる準備期間を経て“キング・オブ・ポップ”を体現した二人は、6月4日に行われたジャパンプレミアの熱気も冷めやらぬ翌朝、インタビューに応じてくれた。

【写真】柔らかな笑みが“マイケル”を思わせるジャファー・ジャクソン

■お気に入りは「和牛」と「サムライミュージアム」!

 朝早い時間の取材だったが、二人は予定より少し早く会場入り。「Good morning」と爽やかにあいさつを交わすと、着席前から楽しそうに言葉を交わし、兄弟のような仲の良さをのぞかせる。

 初来日となったジャファーは、日本でのプレミアについて「本当にすばらしかった」と振り返る。「ファンの皆さんの声や熱気を感じることができて、本当に特別な時間でした。マイケルも日本を愛していましたし、こうして映画を日本に持って来て、ファンの皆さんと交流できたことを幸運に思います」。

 ジュリアーノも、マイケルを思わせる衣装や手袋を身につけたゲストやファンの姿が印象的だったという。「皆さんが愛を示してくれたのが本当にうれしかったです。映画を観る時も、一緒に歌ってくれたらいいな」と目を輝かせた。

(左から)ジュリアーノ・ヴァルディ、ジャファー・ジャクソン
 そんな二人は今回が初来日。ジャファーに日本で一番気に入った食べ物を尋ねると、返ってきた答えは「和牛」。

 「大好きです。日本に来てから毎日食べていると思います」。すると隣に座るジュリアーノがすかさず、「今朝も食べた?」と質問。ジャファーは笑いながら、「今日はまだだね(笑)」と返し、取材会場を和ませた。

 一方ジュリアーノは「サムライミュージアム」をお気に入りスポットにあげた。「あれは本当に楽しかった!」と話す彼に、ジャファーが「いいね」とほほ笑む。

■練習に練習を重ね、マイケルを身体に染み込ませた

映画『Michael/マイケル』より (R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
 本作では、ジャファーが約2年にわたる準備期間を経てマイケル役に挑んだことでも話題になっている。演技経験がない状態からスタートした彼を支えたのは、自分自身への信念だった。

 「私を支えてくれたのは、自分が思い描いていたことを実現できるという信念でした。マイケルを体現し、彼にできるだけ近づくこと。その目標に向かって努力し続けました」。

 もちろん準備の日々は楽なものではない。

 「信じられないくらい厳しい日もたくさんありました。でも、マイケルならきっと同じことを経験しているはずだと、常に考えるようにしました。翌朝になればまた練習を続けていたはずだ、と」。

 また、ダンスだけでなく声の研究にも時間を費やしたと明かす。

ジャファー・ジャクソン
 「マイケルが話している音声テープを見つけられる限りたくさん聴きました。一日中それを繰り返し再生し、本も声に出して読みながら、意識しなくても自然に話せるようになるまで何カ月も練習を続けました」。

 そんなジャファーの努力を間近で見ていたのが、今回一緒に来日した婚約者のマディ・シンプソンだ。4月のアメリカ公開時には、SNSで役作りに向き合うジャファーについて「勤勉さや職業倫理について知っているつもりだったけれど、彼がマイケルになるまでの道のりを見て、自分は何も知らなかったと思い知った」と投稿している。

 一方、幼少期のマイケルを演じたジュリアーノもまた、役作りは一筋縄ではいかなかった。

 「一番大変だったのは動きの違いに慣れることでした」。“天才キッズダンサー”として知られる存在だった彼だが、実はオーディション前に踊っていたのは大人になったマイケルのパフォーマンスだった。

 「子供時代のマイケルのダンススタイルはほとんど知らなかったんです。だから振付師の指導を受けながら、何年も練習し、完璧にマスターしました」。

ジュリアーノ・ヴァルディ
 劇中で披露したパフォーマンスの中でお気に入りを聞くと、ジュリアーノは「ABC」と「カウンティ・フェア」のシーンを挙げた。

 「(カウンティ・フェアでは)メドレーを披露するんですが、衣装がすごくかっこよかったんです。まるで自分が本当にマイケルになったような気分でした。ABCについては、そのシーンを撮影していた当時一番好きな曲だったからです」。

 対するジャファーは、「スリラー」と「ビリー・ジーン」を披露した『モータウン25』で迷うという。

 「『モータウン25』は、マイケルのキャリアにとってとても重要な瞬間でした。世界中がそのパフォーマンスを目にしたことで、彼の成功は新たな次元へと引き上げられました。それを正しい形で再現する責任を感じていました」。

映画『Michael/マイケル』より (R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
■お互いが演じた“マイケル”を称賛

映画『Michael/マイケル』より (R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
 取材の終盤には、お互いが演じた“マイケル”について語り合う場面もあった。まずジュリアーノについて尋ねられたジャファーは、即座に「Perfection.(完璧だったよ)」と回答。
さらに、「彼が探求する姿が本当に好きでした。時間をかけて準備をしていたし、マイケルが持っていた若さと脆(もろ)さを見事に表現していた」と絶賛。撮影期間中は「マイケルが彼のそばにいてくれたような気がした」とまで語った。

 その言葉を聞いたジュリアーノは、少し照れながら「ありがとう」とひと言。

 今度はジャファーについて尋ねられると、「Hard worker!(本当に一生懸命だった!)」と力強く答えた。

 「本物のマイケルを見ているようだったんだ。ダンスも本当にすごかった。『モータウン25』の映像と見比べたことがあるけど、タイミングまで同じだったんだよ。この瞬間のために3年もの間努力を重ねてきたことが伝わってきたし、叔父さんの魂を宿したようなパフォーマンスは本当に本人そのものだったよ」と尊敬のまなざしを向けた。

 取材中も終始穏やかな笑みを浮かべていたジャファー。その表情はどこか古代彫刻の“アルカイックスマイル”を思わせる。一方のジュリアーノは、景色を眺めたり、ふと身体を動かしたりと天真爛漫そのもの。そんな自由な姿をジャファーが優しく見守る温かな関係性は、本当の兄弟のようでもあった。

<おまけのコーナー>天真爛漫! ジュリアーノくん

窓際のちょうどいいスペースで寝てみるジュリアーノくん

「立って!」とリクエストされ床にあぐらをかくジュリアーノくん

ジャファーに見つめられ…

爆笑
(取材・文:川辺想子 写真:高野広美)

 映画『Michael/マイケル』は公開中。

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