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北村一輝『猫侍』で“まさかの萌えキャラ”に挑戦 役作りは「とにかくやり切る」

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北村一輝、玉之丞に「萌え~!」
北村一輝、玉之丞に「萌え~!」 クランクイン!

 癒し系動物時代劇として全国15局ネット、BSフジ、ひかりTVほかで大好評放送中の連続ドラマ『猫侍』が、ファンの熱い要望に応えて映画になった。主人公・斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)役は、もちろん我らが北村一輝。愛らしい猫に武士魂を一刀両断されたかつてない新感覚ヒーロー“萌えるサムライ”は、いかにして誕生したのだろうか? その舞台裏を北村本人に聞いてみた。

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 取材場所になんと斑目久太郎の衣装で現れた北村は、すっかり役になりきっている様子。恐る恐る完成した映画の印象を聞いてみると、開口一番「とにかく観るべし!」とにらみを利かせ、周りが一瞬凍り付く。若干スベリ気味の空気を察してか、「どうも北村です、よろしくお願いします」と我に返り、何事もなかったかのように席に着いた。役者・北村一輝、いろんな意味であなどれない。

 時は幕末、“まだら鬼”の異名を持つ元加賀藩剣術指南役の剣豪・斑目久太郎。ワケあってただいま傘張りで生計を立てる浪人の身。腕は立つが命あるものに刃を向けられない、家族思いの優しい人柄。時折、魔が差すと博打に手を出し、へべれけになるまで酒を飲みたおす。そんな久太郎の元に、ある日、暗殺の依頼が舞い込んでくる。標的は依頼主が敵対するヤクザの親分…ではなく、なんと親分が飼っている猫の玉之丞(たまのじょう)。ところが、その愛くるしい瞳に萌え萌えになってしまった久太郎は、斬ったふりして玉之丞を家に連れ帰り、奇妙な共同生活を送ることになる。

 斑目久太郎というつかみどころのないキャラクターについて北村は、「猫侍というタイトルのインパクトが気に入り、役どころは『これは振りきらなきゃダメだな』と思いましたね。とにかくやり切る。クオリティや評価にとらわれることなく、一人でも多くの方に楽しんでもらうことに徹しました」と振り返る。

 さらに、「最初はここまで心の声を話す設定ではありませんでした。感情を表に出さない家族思いの不器用な男。現代人の感覚を持っていて、人を斬ることに強く抵抗を感じて生きている…ここまではきっちり決まっていて、いろんなアイデアを出していくうちに、人格がどんどん膨らみ、『誰か止めてくれー!』というところまで行きましね」と経緯を語った。

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