千葉雄大、ブレイク中「憧れの俳優像」を言わなくなった理由

現代高校生たちが幕末時代にタイムスリップしてしまう映画『幕末高校生』で熱演光るのが、モデルで俳優の千葉雄大。本作をはじめ、フジテレビ系連続ドラマ『水球ヤンキース』、同系CS放送『カップルキッチン』出演など下半期のブレイクぶりが目立つ注目の若手イケメンアクターである。どんな人物なのか? 単独インタビューを試みてみると、不思議な輪郭が浮かび上がってきた。
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俳優デビューは、2010年放送の東映特撮シリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッド。くしくも『幕末高校生』は東映配給で、撮影は東映時代劇のメッカ・京都の太秦で敢行された。「東映の戦隊モノは大抵太秦でのロケが多いのですが、僕が出た『ゴセイジャー』は、太秦では撮らなかった。前々から行ってみたいと思っていたので、今回の映画で行けて良かった」と念願叶った“本場”での仕事に嬉しそう。さらに「スタッフの皆さんが職人気質で厳しい方ばかり。それが戦隊モノの現場の雰囲気にとても似ていました」と懐かしさにも浸ることができた。
演じたのは成績優秀で冷静沈着な高校生・沼田慎太郎。現代での生活に不満を抱き、幕末の歴史を変えてしまうかもしれない危うい役どころ。劇中では流しのサムライのような格好を披露する。時代劇は大河ドラマ『平清盛』以来2度目というが、殺陣は初体験。「殺陣もそうだけれど、走り方や姿勢など普段の自分が出てしまって、本番直前まで殺陣師の方に御指導いただきました。本番には強いタイプですが、上手くいかないと殺陣師を始め、助監督さん、そして最後には監督までもが指導に来てしまうので、人が増えるプレッシャーがありました」と慣れないながらも全力で挑んだ。