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『悼む人』で女優人生をかけた石田ゆり子、高良健吾との共演で考え方に変化

映画

石田ゆり子、出演を熱望した『悼む人』で難役に挑戦
石田ゆり子、出演を熱望した『悼む人』で難役に挑戦 クランクイン!

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高良健吾

 女優・石田ゆり子が「映像化の際にはどうしても参加したい」と熱望した天童荒太の直木賞受賞作『悼む人』(2月14日公開)が映画化された。石田が演じるのは、事件や事故で亡くなった人々を悼む旅を続ける青年・静人と出会うことにより、過去に夫を殺してしまったという運命から抜け出そうとする女性・倖世(ゆきよ)だ。「ここで女優人生が終わってもいい」という覚悟で臨んだ石田に想いを聞いた──。

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 女優として20年以上にわたり一線級で活躍している石田。その石田をして「自分の役への取り組み方を、今までとは全く違うやり方にせざるを得なかった」と言わしめた倖世というキャラクター。「せざるを得ない」という言い回しに、役柄と格闘した日々がうかがえる。「あまりにも役が重すぎて、自分の想像力だけでは補えなかったんです。だから考えるだけ考えたら、あとは撮影の1ヵ月半、ここで女優人生が終わっていいという気持ちで、倖世さんの人生に自らを預けました」。

 原作との出会いが石田を本作に導いた。以前から交流があったという天童に手紙を書いたという。「作品にすごく感銘を受けて、大胆ですが『悼む人』の感想とともに、この作品がもし映像化されることがあったら、私も参加できないでしょうかって綴ったんです」。そんな石田の想いが通じたのか、メガホンをとる堤幸彦監督からオファーが届く。「夢のようだと思いました。でも同時にとっても難しい役だったので、自分で手を挙げておきながら『どうしよう、私にできるのだろうか』って戸惑いもありました」と当時を振り返る。

 「とっても難しい役」──。本作は“死”をどう捉えるかによって、見え方が変わってくる。石田にとっての「死生観」を問うと「死んだことがないからな~」と苦笑い。「ただいつかは必ず死ぬわけで、自分が死ぬということにはあまり恐怖はないです。それよりも周りの人、特に親が死んでしまうということは怖いこととして存在します」。しかし「でも結局は考えてもしょうがないって結論になる。だから生きているときは生きることだけを考えますよ」と柔らかい表情で語ってくれた。

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