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ヒュー・ジャックマンにインタビュー、俳優・父親として追い求めるのは“バランス”

映画

 こうした悪役から善人まで演じ分けもパーフェクトにできるチャーミングな俳優に、当然オファーが殺到している。毎回、出演作の選択はどのように行っているのだろうか。「この5~10年くらいは監督で作品を選んでいたよ。何より映画というのは監督が決め手だと思うから。今回のジョーや、クリストファー・ノーラン、バズ・ラーマンなど、ドラマ作りのうまい監督と一緒にやっていきたい。ジョーがもし僕に他の役を演じろと言っていても、引き受けていたと思うよ」と言うので、「もし、ジョーが今回フック(ギャレット・ヘドランドが演じた)でお願いしても応じた?」と尋ねると、「とっても嬉しいけど、お世辞を言っているんでしょ(笑)。フックを演じるには年を取りすぎてると思う、ハハ」と、茶目っ気たっぷりに答えてくれた。

 劇中で、黒ひげは永遠の若さを追い求める。対するヒューが今現在追い求めているものは、「バランス」だと即答した。「僕は俳優としてチャンスがあって、とてもラッキーだと思う。なので、自分が求めるものといえば、子どもたちや妻、家族、両親、そして仕事との時間のバランスだ。僕は5人兄姉の一番下で育ったからか、兄や姉たちがやっているのを見て、いつも『僕もやりたい、僕もやりたいよ』って思っていた。その性格が今でも続いていて、ついつい欲張ってしまうんだよ。FOMO(※Fear of Missing Out:取り残される恐怖)というんだけどね。欲張りすぎず、今やっていることが正しくやるべきことだと思うのが大事かな」と、優しい眼差しで語ってくれた。(取材・文:赤山恭子)

 映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日より全国公開。

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