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3DCGアニメ『RWBY』の魅力は“アクション”「クオリティがずば抜けて高い」

映画

 しかし、『RWBY』の見どころはアクションだけではない。“日本的”なキャラクターデザインも大きな魅力の一つだ。

 「日本のアニメ的なルックなので、日本のアニメファンにも親和性が高いと思います。それでいて掘り下げていくとキャラクターの解釈が日本とは違っている。日本と海外、それぞれの良さを融合したような新鮮さが魅力的です」。(ワーナー担当者)

 日本のポップカルチャーに色濃く影響を受けながら、海外らしさもしっかりと残している『RWBY』だからこその楽しみ方もあるとサンキュータツオは言う。「キャラクターが二頭身化するところや、ツンデレキャラなど、日本的なアニメの文法が引用されていますが、彼女たちの服装がバラバラだったりするところには、制服がない北米ならではの文化が表れています。ガラパゴス化した日本のアニメの様式美を、海外のクリエイターがどう受け取って表現したのかに注目すると面白いですよ」(サンキュータツオ)

 キャラクターや演出が日本的である一方で、脚本や音楽の使い方が海外ドラマ的なのも『RWBY』の特徴だとワーナー担当者は言う。

 「学園モノは日本でもよくある世界観ですが、そこにスクールカーストや人種差別などの話が絡んでくるのは北米的。BGMも1話ごとにまるごと一曲作って、それを冒頭から終わりまで流していますが、日本ではこういう作り方はあまりしません。これも海外の映画やドラマ的な手法ですね」。

 日本と海外の個性が融合し、他にない魅力を備えた『RWBY』。アニメファンだけでなく、映画や海外ドラマのファンにもおすすめできる作品だ。(取材:文:山田井ユウキ)

 3DCGアニメ『RWBY Volume1』は、12月9日より日本語吹き替え版ブルーレイ&DVD発売。

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