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橋本マナミ、下積み時代支えたのは“根拠ない自信” イメージ覆す努力家な一面

エンタメ

 過去には、2000年代前半から各種ドラマに出演して下積みを重ね、海に浮かぶ死体役なども経験してきた橋本。バラエティー番組では一食6円のワカメ丼を食べていた極貧生活も告白している。そんな下積み期間が長いと滅入ってしまいそうだが…「色々お仕事をしていく中で『私は行ける!』っていう根拠のない自信が芽生えて、それだけはずっとブレませんでした。『仕事なくてダメかも』『私には何もない』と落ち込んでる暇があったらボイストレーニングとかワークショップ、ダンスレッスンに通って『何かしら吸収してやろう』ってスケジュールを埋めて…今考えてもすごい前向きだったと思います」。

 橋本のやる気に火をつけ続けたきっかけの一つは、19歳のときに出演したNHKの大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』(03)。「自分のいた環境とかけ離れたプロの世界を感じて、『もう一回ここに戻ってきたい!』と思うようになりました。それ以来、日舞の稽古にも通ったり着付けの講師の資格を取って着物を着れるようになったりしました。叶わぬ夢かもしれませんが、いつの日か叶うことを信じて今も頑張ってます」。

 大河ドラマ以外に出演したいと話したのは松本清張作品。「『黒革の手帖』が好きで、女の裏側を見せるような役がすごくやりたいです」。楽しげにそう話す様は、世間の“グラビアの水着のお姉さん”像とは離れた、芝居好きで努力家な夢追い人の姿そのものだった。(取材・文・写真:桜井恒二)

 ドラマ『不機嫌な果実』は、テレビ朝日系列にて毎週金曜23時15分より放送中。

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