バブルのオイニー漂う地下アイドル“ベッド・イン” 夢は「スケベな日本に戻す」こと
とは言ってもこの2人、アイドル的にはお姉さんでも、バブル世代からはほど遠いアラサー女子。完全なる後追いだけに、当初は不安もあったという。「自分たちは、ただスキスキス~なキモチだけでやっているだけなので、本物のバブル世代の方から見ると、日本好きの外国人の方が腕に“豆腐”って入れているような感覚かも」と中尊寺。それでも日々、バブル時代の文化を勉強し、アイドルに清純さを求めるこの世の中に、「ロリロリもいいけどケバッ娘もモアベタ~だし、女の子にだって性欲はある!」と訴えていきたいと力を込める。
コンビ名は、夜の営みを連想する死語から、ベッド・インを選んだ。なぜかAKB48をライバルに見立て、益子寺が「ウチらもゆくゆくは人数を増やして対抗したいという夢がMORI MORIです。目指すはB.C.G(1993年に活動していたアイドル)!」と構想を練ると、「ま、ちゃんまいはすでにDKB48(でっかいバスト)なんですけどね!」と中尊寺。
夢はミュージックステーションとNHK紅白歌合戦出場。バンド仕込みの確かな音楽性とバブル時代を追求する真摯な姿勢、2つの柱に裏打ちされたこの壮大なる宴会芸から目が離せない。(取材・文・写真:坂田正樹)
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