ブラッドリー・クーパー「監督をする時期が来た」 『スタア誕生』リメイクへの本音
ブラッドリーが、本作のように制作に関わる背景には「監督をするのが目標」ということがある。「今は、いつか監督をすることを目標に頑張っているんだ。いつか監督になるために、常に優れた人達と仕事をしようと心がけているし。良い監督になるために何をするべきなのかを考えているんだ」と、監督業への強い興味を示す。
加えて、ここ5年間は「僕に(制作を)一緒にやらせてくれるような人達と仕事できたのは大きかった」と語る。自身が監督を目指すうえで、環境にも恵まれていたようで「そういう経験をさせてもらえたからこそ、今は自分で実際に監督をしてみる時期に来たように思うんだよね」と前を見据える。
具体的な計画については「今待ってるところなんだ」と言葉を選んだものの、ブラッドリーには『スタア誕生』のリメイクを監督するのではないか…という噂もある。そのことを直接聞いてみると「あの映画(『スタア誕生』)は4回作られているんだよね。バーバラ・ストライザントと、ジュディ・ガーランドと、ジャネット・ゲイナーとね。うん、そうだなあ。もしかしたら、その映画を監督する可能性はあるのかもしれないね、うん。まだ決定ではないんだ」。
子供の頃から映画を観ることで癒されてきたというブラッドリー。映画を観ると「自分は思っているほど孤独ではない」と子供心に感じたそう。ゆえに、だからこそ人が孤独を感じることがないよう「人に共感してもらえる物語を語っていきたいと思っているんだ」と、映画への熱い思いを紡いだ。(文:鈴木沙織)
『二ツ星の料理人』は6月11日より全国公開。