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石原さとみ、『シン・ゴジラ』役柄は庵野作品を意識「エヴァに登場するような女性」

映画

 言葉通り、作品の中でカヨコは場の空気を変え、強い異質感を与える。しかし現場を含め、庵野総監督や樋口特技監督からは、キャラクターに対してほとんど指示がなかったという。「準備段階で資料を渡されただけで……。庵野さんが何を考えているのか、読み取る力が要求されました。どこかで誰かに手綱を引いてもらいたい、という思いはありましたが、そういうことが一切なかったので撮影は孤独でしたね。でもこういう経験は初めてだったので、ある意味体験できたことは良かったのかもしれません」と特殊な経験も前向きにとらえる。

 前作の『進撃の巨人』シリーズのハンジ役、そして今回の『シン・ゴジラ』と非常に知名度の高い作品への出演が続くが「誰でも知っている作品、やはりプレッシャーはすごいですよ。そういった作品に挑戦させてくれた樋口監督をはじめ、製作陣、スタッフの方々には感謝しています」と晴れ晴れとした表情で現状の充実ぶりを明かす。

 さらに「私がいつまでこの仕事を続けられているのか分かりませんが、10年後、50年後、100年後とかに『ゴジラにああいうキャラクターいたよね』って思いだしてもらえる人物なのかなって思うんです。いまは映画のことで精一杯ですが、何年か経って振り返ってみたときに、参加できたことを心から喜べる日が来るだろうなって期待しています」と演じたキャラクターへ自信をのぞかせる。

 「色んなニュースが日々あると思いますが、この映画を観て、自分が住んでいる国や政治、そして生きていくことに対して、深く考えるきっかけになったら……」と作品に込めた思いを語ると「この映画に対してどういう反応が起こるのかとても楽しみです。その人の視点や経験、考え方によって感想が大きく変わる作品。近しい人ばかりでなく、政治家や評論家など、多くの人の感想を聞いてみたいです」と公開が待ち遠しい様子だった。(取材・文・写真:磯部正和)

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