93歳の“マーベルの重鎮”スタン・リーが25年ぶり来日!創作の秘訣は「心から楽しむ」
ジョーク好きなリーはマーベル映画へのカメオ出演でも知られるが、その中で最もお気に入りの一本を問われると、関係者への気遣いか通常具体的に明かすことはないため、今回もそうなるかと思われたが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と回答。その理由を「他の映画は1シーンだけだけど、あの映画は2シーン出たから」と語り、再び笑いを呼んでいた。
マーベル最新作で来年1月27日の公開が待たれる『ドクター・ストレンジ』については、「ベネディクト・カンバーバッチがドクター・ストレンジを完璧に演じてくれた。私が頭の中、そしてコミックで描いた通りのイメージで、すごく知性豊かに、天才外科医の風貌・雰囲気を十分に演じてくれた」とその出来栄えに満足げな様子。
そしてそんなニューヒーローが活躍する本作について、「みなさんがそれぞれいろんなことを受け取って、楽しめる作品になっていると思う。子どもでも大人でも、そして職業や立場を問わず学べること、楽しめることがあると思います」と、老若男女を問わずその世界に浸れる作品であるとPRした。
そして最後は「小説でもコミックでもそれこそ新聞広告でも、活字を読むのは非常に大事だと思う。それは自分にとってすごく刺激になるし、脳の活性化にも繋がる。なので積極的にどんな媒体でも、活字を読むことを続けてほしい」とクリエイターらしく語り、会見を締めくくった。(取材・文・写真:しべ超二)