浜辺美波&北村匠海が『キミスイ』から感じた“1日を生きることの大切さ”

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主演の二人が「泣きました」と声をそろえる切ない青春ドラマ『君の膵臓をたべたい』が公開。住野よるの小説をベースに、重い膵臓の病を抱えながら、家族以外にはそのことを隠して闘病を続けている学校で人気の女子高校生・桜良と、彼女の秘密を知った他人を寄せ付けない同級生の“僕”との交流を描く。桜良と“僕”にそれぞれ扮した浜辺美波と北村匠海が、作品を振り返り、重要なアイテムでもある“日記”のエピソードで素顔を覗かせた。
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浜辺は「最初から、世界観に引き込まれる物語の強さを感じて、連れて行かれるような感覚になりました」といい、映画オリジナルの要素である、成長した“僕”を小栗旬が、桜良の親友を北川景子が演じる現在のパートに関しても、「桜良として観られて嬉しかったし、客観的に観てもとてもステキでほっとしました」とニッコリ。
本作が映画初主演作となった北村は「今まで、自分の出演作を観ているときは、自分の芝居が気になってしまって仕方がなかったのですが、今回は逆にストーリーを落ち着いて観られました。新しい経験でしたし、新しい観方ができました」と話した。
“僕”は中学生の頃の自分に近かったそうで、感じるがままに演じていったが、「肝だと思った」終盤の、桜良の母を前にしたシーンに関しては「あえて気にしないようにした」と述懐する。「“僕”にとっても突然の出来事があった後でのシーンなので、そこに向かっていく芝居にはしたくなかったんです。自然なシーンになったと思います」。
一方の浜辺も“僕”に近い性格だそうで、「桜良ちゃんのセリフはすごくステキで演じるのが楽しみでしたが、同時に普段ではなかなか口にしない独特な言い回しもあるので、どう口に出していくか大変だろうなと思いました。初日が終わったあと、月川翔監督が桜良ちゃんの部分を、私が“僕”の部分をやるという本読みをしていただいて、桜良ちゃんの会話のテンポだったり、距離感だったりをつかんでいきました」と裏話を明かした。