広瀬すず&中条あやみ、『チア☆ダン』で築いた信頼関係と互いに感じた魅力
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『チア☆ダン』に出演したことにより、女優としてのさらなる自覚が芽生えたという。広瀬は「自分じゃない人間を自分として生きるという感覚は、わけがわからなくなるぐらい難しい。考えて悩んで、いろいろな人と話し合って、少しずつ前に進んでいます。前は学生でしたが、いまはお仕事一本なので、ずっと役と向き合っています」とストイックに俳優業に取り組んでいることを明かすと、中条も「ある人に『頑張るのは当たり前、そこから何を残していくかが大事』と言われたのですが、しっかりと誰かの心に残るような女優さんになることがいまの課題です」と強い眼差しで語った。
『チア☆ダン』という作品を心から愛していることが、言葉の端々から伝わってくる広瀬と中条。改めてお互いの魅力について聞くと、中条は「唯一無二」と即答。続けて「こんなに強さとパワーを持って安定している人はいないし、一緒にいて安心できます」と広瀬を見つめる。一方の広瀬は「不安定だよー」と苦笑いを浮かべていたが「(中条がみんなをまとめるという)役柄もあったのですが、パートナーとしての信頼感や、役柄として私にかけてくれる言葉の裏には、自身の本質もしっかり入っているので、とても救われました」と信頼感を口にしていた。
そんなキャストたちの思いが詰まった作品がDVD&ブルーレイで発売される。「4~5回ぐらい見ているのですが、毎回見方が変わるし、必ず泣いてしまうんです。それだけ登場人物みんなに感情移入できる物語があります」と作品の見どころを語った広瀬。中条も「映画を見逃した人が、また作品に触れることができる機会があるというのは嬉しいです」とさらなる作品の広がりに期待していた。(取材・文・写真:磯部正和)
『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』ブルーレイ&DVDは発売中。