23歳ピアニスト・反田恭平、『ピアノの森』に「俺は出る」念願叶う

『のだめカンタービレ』に続く、クラシック音楽コミックスとして高い注目を集めた『ピアノの森』が、待望のテレビアニメ化され、現在放送中だ。メインキャストには、主人公・一ノ瀬海(以下カイ)役に斉藤壮馬、阿字野壮介役に諏訪部順一、雨宮修平役を花江夏樹ら豪華声優陣が出演。さらに、阿字野壮介のピアノ演奏を、ピアニストとして世界的に活躍する反田恭平が担当する。『ピアノの森』の大ファンだと公言する反田が、収録を振り返り、本作への思いを語った。
【写真】TVアニメ『ピアノの森』記者会見の様子
反田は、20歳でアルバム『リスト』を発表しデビューして以降、多くのファンを魅了し続けている若干23歳の若きピアニスト。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に日本人初の首席入学を果たすなど、卓越した技術と才能を持つ日本の次世代クラシック界を担う若手最注目株とも呼ばれる逸材だ。本作では、初めてアニメのキャラクターにピアノ演奏で命を吹き込むことに挑戦する。反田は、「今回、お話をいただいて、純粋に嬉しかったです。いつか必ず『ピアノの森』に出てやるぞって、以前から思っていたんです。まだアニメ化も何も決まっていない頃から、自身のツイッターで『俺は出る』って言い続けていたので(笑)。それが現実になって、夢が叶いました。レコーディングで弾いている瞬間は夢のようでした」と本作のオファーを受けた時の心境を語った。
そもそも反田は、英才教育を受けて育つピアニストが多い中、サッカー少年だったという珍しい少年時代を過ごしてきた人物だ。そんな反田は、漫画も好んで読むそうで、「『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『のだめカンタービレ』『ピアノの森』『デスノート』と、家にあるのは限られていますが、今はスマホで読むことも多いですね。最近では、『ワンピース』を大人買いしました。留学していたので、日本のアニメを観れる環境がなかったので、今は時間ができるとよく観ています。今、『ワンピース』は226話まできました」とピアニストらしからぬ逸話を披露して笑顔を見せる。