みやぞんの“良さ”は相方がいるから「幼なじみだからこそ」のさじ加減
本作がアニメ声優初挑戦となったみやぞんとあらぽん。みやぞんは芝居のオーダーが自分自身ということもあり「普段の自分のように演じました」と言い、「最初は緊張して、『こんなにしゃべれません』と伝えたのですが、やっていくうちに楽しくなってきて、『もっと(セリフを)ください』ってなりました」とニンマリ。一方、あらぽんは、あえて“ズレ”を意識する漫才の間合いなどに慣れていたこともあり「新鮮でしたが、ズレられないことが難しかったです」と少し苦戦した様子だ。
順調にアフレコを行ったと思われたみやぞんだが、アフレコブースに落とし穴が見つかる。「シーンとした雰囲気が嫌で、その雰囲気に笑いたくなってしまうんです。『はい、OKです』と冷静に言われたときは、ツボに入りそうになりました」と、顔を歪める。ツボに入ってしまうと、周囲も驚くほど笑い上戸になるというみやぞん。だが、そのみやぞんの笑いが好きだからこそ“より笑いを誘発させる”ようにするのがあらぽん。「あらぽんはわざとそう仕向けるんですよ~」と口を尖らせたみやぞん。ネタ作りなどは、2人の会話を元にあらぽんが作っていくそうで、「みやぞんの芸は、あらぽんのさじ加減で決まるので、幼なじみだからこそできる技なのです!」と、なぜかみやぞん(!?)が胸を張った。(取材・文・写真:ほりかごさおり)
みやぞん、あらぽんの“そのまま”の姿で活躍する、『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』は4月13日より公開。