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瑛太も「いいね」、小松帯刀に挑む町田啓太

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町田啓太

永山瑛太(瑛太)

鈴木亮平

NHK大河ドラマ

 そんな思いが大河ドラマという大舞台で実現。初めてセットに入ったときは「パワーに圧倒され、自分自身が高揚している」と感じたそう。中剃りのちょんまげ姿も、撮影当初は「違和感しかなく、似合っているかどうかさえ判断つかなかった」と言うが、周囲には「本当に“居そう”だね」と好評。「今は見慣れてきました。当時の衣装を着てセットに入ると、その時代に入ったかのようになる。やっぱり大河ドラマはすごい」と衣装や美術のクオリティに感嘆する。

 一方で「所作もセリフも、現代劇のようにただ感情をのせるだけでは伝わらない。当時の匂いがするようにならないと」と、時代劇ならではの難しさも実感。普段は「現場はできたものを持ち寄る場所で、勉強しにいくところではない」と考える町田だが、「亮平さんは『花子とアン』での兄弟役以来、プライベートでも親しくさせていただいているので、思い切って『初めてなのでいろいろ教えてください』と伝えました」という。

 その鈴木について、「体づくりもすごくて、西郷隆盛にしか見えないです。チャーミングで真面目だけじゃないところにすごく包容力を感じますね」と絶賛。特に吉之助が久光に懇願するシーン(第23話/17日放送)は「小松だから動いているのか、町田だから心が動いているのか分からないほど」だったという。

 「僕自身、亮平さんの演技を目の当たりにして感化されましたし、実際に感化されたセリフを言う。そのときはそのまんま、本当に鳥肌が立つ感情でやらせていただきました。この人のために動きたい、日本の宝だと感じる一方で、かしこまらず気を許したシーンは全然違って、すごく心地よくて。純粋に亮平さんに反応していけばいいのかなと思っています」。

 実は撮影前、小松の故郷である鹿児島県を訪れ、墓地と地元の銅像に挨拶してきたという町田だが、そのことは公表していなかった。理由を問うと「“俺行ってきたぞ!”とか自ら進んで言うことでもないのかな…と思って」と恥ずかしげな表情を見せつつも、立ち寄った飲食店で「ただの旅人の僕に、帯刀の資料をいろいろ見せてくれて感激しました。鶏も豚も牛も全部おいしかったです」と人好きのする笑顔。類まれなる才能を持ち、動乱期をその知恵で力強く駆け抜けた小松だが、謙虚でつつましやかな面を持ち、人望も高かったという。まさに“謙虚でつつましい”町田の一面が垣間見えるやり取りだった。(取材・文:磯部正和)

 NHK大河ドラマ『西郷どん』はNHK BSプレミアムにて毎週日曜18時、総合テレビにて20時放送。

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