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「ドラマチックな部分に焦点を当てた」双子監督が挑む実在の幽霊屋敷ホラー

映画

マイケル&ピーター・スピエリッグ監督
マイケル&ピーター・スピエリッグ監督

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 実在する幽霊屋敷の恐怖を描く『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』。メガホンを取るのは双子のマイケルとピーターからなるスピエリッグ兄弟監督だ。本作で初めて実話を基にした作品に挑み、オスカー女優を主演に迎えた。カリフォルニア州サンノゼに今も存在する本物の屋敷での撮影、こだわりぬいて再現したセットの裏話、そして主演のヘレン・ミレンとのエピソードなどを聞いた。

【写真】『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』メイキング&場面写真

 西部開拓時代に、“西部を征服した銃”とまで呼ばれたウィンチェスター銃の成功で莫大な財産を得たウィンチェスター一族。その未亡人サラは、自社の銃で命を落とした人々の亡霊から逃れるため、38年間、365日24時間、絶え間なく奇怪な屋敷の増改築を繰り返していた。そんなサラの精神鑑定をすべく屋敷に送り込まれた精神科医エリックは、屋敷で起こるさまざまな怪奇現象に遭遇する。

 幽霊屋敷と聞くと不気味な印象が強いが、マイケルは実際に訪れた感想を「素晴らしい建築に圧倒されたよ」と語る。一部のシーンは本物のウィンチェスターハウスを使用して撮影されたが「あの屋敷のすごいところは、設計図もなしに、サラが気の向くままに積み上げていって今の形になっているというところなんだ。まるで迷路のようで、廊下ひとつとっても行きと帰りで道順が変わったりする。内部は非常に入り組んでいるから、撮影隊ごとにガイドを付けなければいけなかったほどなんだ」と興奮気味に明かす。

 メルボルンに作ったセットは、実際の寸法を基に部屋を再現し、屋敷の外観も実物通りに作り上げた。だが、完璧に仕上げたばかりにこんな苦労も。「劇中にすごく細い階段が出てくるシーンがあるんだけど、あそこも寸法通り正確に作ってしまったんだよ。あの狭いところにカメラや俳優、スタントマンを押し込まなくちゃいけなくて、とても撮影しづらかったよ。もっと広く作っておけばよかったよね」とピーターが笑いながら明かしてくれた。

 本作の主人公であり、屋敷の主人・サラ役にはオスカー女優のヘレン・ミレンを起用。ヘレンに演じてもらうにあたり、サラという人物について徹底的に調べ上げたという。「専門家にも協力してもらい、あの屋敷とサラという人物について調べたことを資料にしてヘレンに渡したんだ。僕たちの個人的な印象も含めてね。そしてヘレンからもフィードバックが来る。そうやって意見交換をしていきながらサラという役を作り上げていったんだ」。

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