クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

「ドラマチックな部分に焦点を当てた」双子監督が挑む実在の幽霊屋敷ホラー

映画

関連 :

ピーター・スピエリッグ

マイケル・スピエリッグ

ヘレン・ミレン

 サラは、身内に続く不幸を止めるため、亡霊を屋敷に閉じ込めるべく、妄信的に増改築を続けていく人物だ。ピーターは、「僕らはこの作品をホラー映画だとは思っていないんだ。あくまでドラマチックな部分に焦点を当てた物語にしたかった」と説明する。「夫と娘を亡くし、深い悲しみを抱えた実在の人物を描いている。ヘレンとサラという役について話すときも、実在の人物をどう演じるかという話をしていたからね。だからこれはホラーではなく事実に基づいたスリラー作品だと思っているんだ」。

 そんな監督の思いを体現し、ヘレンは圧倒的な存在感でサラを演じた。実は監督にとっては意外な苦労があったようで、マイケルいわく「一番苦労したのは、彼女は自分でスタントをやろうとするんだ。『私でできるわよ!』ってね。それを止めるのが本当に大変だったよ(笑)」。

 最後に、実際の屋敷での撮影で不思議な体験をしたかと尋ねると、マイケルは「撮影に行く度に奇妙な感覚に襲われたよ。外は温かいのに中は寒かったりね。特に夜の撮影は本当に不気味だったね」とし、「僕らは霊を見ることはなかったけど、スタッフの目撃情報は数えきれないほどあるよ」と告白。そして、茶目っ気たっぷりにこう付け加えた。「もし霊を見たかったら実際に行ってみるといいと思うよ」。(取材・文:川辺想子)

 映画『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』は公開中。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る