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村上淳が明かす40代での変化「仕事が楽しくて仕方ない」

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 1992年にテレビドラマ初出演を果たすと、平成を通じて役者業に身を投じてきた村上。俳優として大切にしてきた考えを問うと「何よりも優先しているのは、キャスティングをされるような人になること」と回答。「楽しい方が良いという思いが、40歳を過ぎてからは強い」という彼は「天秤にかけたときに、仕事より重いものは、今はないです」ときっぱり。また「不安で寝れない日もあるんです。特に、クランクインの1日前~2日前は眠れないですね。でもそれは、ずっと持っておきたいと思います。50歳~60歳になっても、この緊張感を持っておきたいと思うんです」とも明かす。

 「会社ということで考えると、社長クラスの年齢なんですよ。ということは、この業界に置き換えたときに、中間管理職を少し超えている。何を考えなければいけないかというと、下の世代のことです」と、俳優業界における自身の立ち位置を分析する村上。名バイプレーヤーとして多数の作品を彩ってきた彼は「下の子たちがはっきりと見えているので、彼らには頑張ってほしい」と若い世代に期待を寄せるが、黙ってポジションを譲る気は毛頭ない。

 「できるだけ邪魔をしたい。『どかないよ』と。でも、どけてほしい。どいたところに、皆が入ってほしいわけです。僕は『じゃあ、また新しく道を探すね』というやり方の役者でいたいですね」。そう語る村上の横顔は、仕事に対して真摯に向き合う大人であると同時に、楽しいことに夢中な少年のようでもあった。(取材・文・写真:岸豊)

 金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』は、テレビ朝日系にて毎週金曜23時15分放送。

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